西陣、清水焼など 京都の地場産業を応援

2017年10月3日

 

 

img_20080229T165323561帯の逆輸入が大問題となったとき、政府に迫り、原産地表示を実現しました。京都の伝統産業の希少(きしょう)な道具を保存するために、政府に重要性を認めさせています。学校給食用食器をアルマイトではなく清水焼にと提案し、行政を動かしています。

(写真は質疑で「竹筬(たけおさ)」という道具について 「手織り物に欠かせないこの道具は、作れる職人がいなくなって枯渇の危機にある」と、実物を示しながら紹介しているところ)

 


●2008年2月28日 伝統的工芸品の「生産用具」が枯渇の危機! 緊急に対策を要求、予算委員会第7分科会

衆院予算委員会分科会で、和装伝統産業など、苦境にあえぐ伝統的工芸品の産地で、 生産に欠かせない希少な道具類やその原材料が、枯渇の危機に瀕している問題を取り上げました。具体的事例として、「杼(ひ)」と 「竹筬(たけおさ)」という道具について 「手織り物に欠かせないこの二つの道具は、作れる職人がいなくなって枯渇の危機にある」と、実物を示しながら紹介。

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●2008年10月18日 2008年度の「京・ベストタイ・ ドレッサー認定証」を授与!

「西陣夢まつり」 のメイン会場、西陣織会館の1階で、「第12回 京・ベストタイ・ドレッサー認定事業」から、2008年度の「京・ベストタイ・ ドレッサー認定証」を授与しました。

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●2011年2月25日 「産地の声を生かした伝統産業振興を」と予算委員会分科会の質問で、具体的に提案

衆議院予算委員会分科会で、2008年の質問で確認したことがどう進展したのか、産地の現状から今求められる具体的な振興策について、提案。

京都の西陣などでネクタイ生産が輸入品に押されて落ち込んでいる実態を紹介。ほぼ完成品のネクタイが中国から輸入され、 日本で最後の縫製を行ったということで日本製と表示して売られている実態があり、生産者はもちろん消費者にとっても見過ごせないとただしました。この問題提起に対して、 「日本での縫製は一部分であり、日本製とするのは不当表示。厳正に対処する」との答弁を内閣府政務官から得られました。

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「しんぶん赤旗」記事はこちら

 

 


 

●2014年12月3日 西陣会館で行われた演説会での、こくた恵二の訴え

西陣会館で行われた演説会での、こくた恵二・京都1区候補の訴えを紹介します。

京の西陣や友禅をみんなで育て盛りあげることを志し、京都に住み、京都にこだわり続けるこくた候補ならではの訴えです。

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今度の総選挙で問われているのは平和の問題です。集団的自衛権の問題、戦争する国をつくろうとしている動きがある。

これはみなさん、西陣織工業組合が体験した7・7禁令を思い出していただく必要があるじゃないでしょうか。“奢侈(しゃし=ぜいたく)禁止令”で西陣織が贅沢品だとして弾圧された事態をつくったのがあの戦争です。その戦争に反対した党が日本共産党であることは、まぎれもない事実ではありませんか。(「そうだ、そうだ!」の声)

そして、西陣織が平和産業であることは明らかです。この平和産業をまもりぬくのは日本共産党だってことも申し上げたい。

平和でこそ西陣は成り立つ、その平和をみなさんとご一緒してまもりぬくのは日本共産党だってことは、はっきりしてるんじゃないでしょうか。今度の選挙、その伝統にかけてたたかい抜きます!そのためにも日本共産党の躍進を!と訴えています。

ちょうど今年は、日本共産党の革新の運動の先達である谷口善太郎さんの没後40周年に当たります。この西陣の伝統的な産業をまもりぬくために、たたかったのは日本共産党です。工業再配置促進法で、西陣の地域から機音を絶やそうとしとした動きにたいして、敢然とたたかったのは、谷口善太郎さんでありませんか。

その運動を引き継いているのが、私、こくたです。この西陣を守り抜くために、これまで様々な運動をしてきました。この私なくして、西陣は守れない!(「そうだー!」の声。大きな拍手)そういう選挙なんです。

tasuki-1西陣という京都の伝統産業を守り抜くいちばんの力は、こくた恵二を、この京都一区で一番にして国会へ送り出すことです!

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こくた恵二の「たすき」は、丹後ちりめんの着物の生地を使用し、京友禅で文字を染め、西陣の職人が縫製して作られています。

縫製を担当したMさんは、手縫いでネクタイを縫製している、西陣でも数少ない職人さんです。染めを担当されたKさんは、職人さんの組合である友禅労組の役員さんで、京友禅を守り、発展させるために頑張っておられます。

丹後・京友禅・西陣の職人の技術が詰まった「たすき」です。

 

 

 ●2014年12月10日 村山洋介さん(西陣織物振興連盟役員)が、こくた恵二を応援

四条河原の街頭演説会で、こくた恵二応援のため、村山洋介さん(西陣織物振興連盟役員)がおこなった訴えをご紹介します。

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こんばんは。まず、みなさんにお願いがあります。今日10日から、何が秘密かもわからない秘密保護法が施行されました。私たちの願いとは真逆の悪政・悪法が、どんどん進行します。

選挙棄権で、政府に白紙委任しないでください。

諦めないでください!(「そうだ」の声)

必ず投票に行ってください。お願いします。(拍手)

 

西陣織の一大生産拠点の一つ丹後では、消費税が3%から5%になった時、自殺者が急増しました。中でも、織物関係者が多かったのです。何百万円の機械を導入した途端に、増税で仕事がぱったり止まり、借金だけが残った。そして、自らの命を絶たれたのです。こんな悲劇を繰り返してはいけません。(『そうだ』の声)

西陣でも、増税のたびに廃業が続き、いまだに西陣織工業組合からの脱退に歯止めがかかりません。ピーク時、組合員は1800社、それが今では395社に減少しました。毎月のように脱退者があります。年間総出荷額も、ピークの90年には2800億円、昨年は342億5000万円まで落ち込んでいます。

多くの分業で成り立っている西陣織は、各工程ごとに消費税がかかります。織元の減少は、関連工程の減少に拍車をかけ、いくつかの工程で70歳を超え、後継者ゼロというのがあります。まさに、存亡の危機に立たされています。

 

そんな中、和食、和紙につづいて、和装着物の世界文化遺産の登録を目指し、着物サミットが、11月10日に開かれ、和装振興議員連盟の会長でもある1区の自民候補者が講演し、「伝統文化の源であり、集大成の和装の価値こそ、文化遺産とすべき」と話しました。

その人が、今回の増税法案を書き、「通したのは自分だ」と自慢しているそうです。(「けしからん」の声)

西陣織の作られ方、和装の現状を知らないとすれば、あまりにも怠慢ですし、知った上での増税なら、もう論外。裏切りです。(「そうだ」の声)

その点、共産党、こくたさんは本当に西陣のために、走り回っていただきました。帯を国会に持ち込み、原産国表示を迫り、西陣織工業組合も、西陣織を守るため、93年、帯地の海外生産阻止、3無運動を決議しました。

また、西陣のネクタイ製造業者が政府のセーフティ・ネットから除外されていた問題でも、ただちに現地調査をし国会で追及し、結果、適用となり、多くの業種・業者が、倒産の危機から救われたのです。

だからこそ、西陣織工業組合は感謝をこめ、ベスト・タイ・ドレッサーに認定し、認定証をお送りさせていただきました。(拍手)

以来、副理事長が呼びかけ人となって、「穀田議員を囲む会」を何度も開催し、親しく懇談してきました。

 

こくたさん、共産党は、本当に親身になって庶民に寄り添い、生業や暮らしを助けてくれます。

どうか、この選挙、1区小選挙区で、こくた恵二さんを当選させてください。(「おー」の声、拍手)

全国で、共産党の大躍進で政権党に迫り、追い越す議席を獲得しましょう。

14日夜8時まで、頑張って、頑張って、頑張りぬいて、来る新年、勝利の美酒を飲もうじゃないですか!(大きな拍手)

ありがとうございました。