11日、外務委員会。セネガルで統一協会関連団体に、政府資金 ODA 供与

2022年11月13日

 

 

報告です。11日、外務委員会で、「外務省と統一協会の「海外宣教」問題を追及。第2弾です。

 

 

今回の質問は、①統一協会関連団体の女性連合がウガンダで開校・運営する職業訓練校記念式典に、現地の大使が出席し祝辞を述べている事実を追及。

②もう一つ驚くべきこと。ODA資金955万円がセネガルの統一教会関連団体に供与されていた。国民の血税が統一教会関連団体に流れている重大問題を告発。

 

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統一協会(世界平和統一家庭連合)の関連団体がアフリカのセネガルで開校・運営する学校に、政府開発援助(ODA)として955万円余の無償資金協力を行っていたことを暴露。
統一協会の関連団体である「世界平和女性連合(女性連合)」が2018年1月に日本政府の支援でセネガルの首都ダカール市の郊外に職業訓練校の2号校を建設し完成したとする報告書を指摘。セネガルの大使館の公表資料(資料4)で、「草の根資金」(「草の根・人間の安全保障無償資金協力」)9,553,792円供与していることを示して追及。

 

 

外務省大臣官房の原圭一審議官が、「ODA供与を行った、訓練校の建設資金として2015年2月に決定し供与した」と認めました。

 

 

私は、「国民の血税が使われたことは極めて重大だ」と厳しく指摘し、外務省と統一協会の関係を徹底調査するよう要求。
林芳正外相は、ほかにも同様の事例がないか確認すると答えました。

 

 

統一協会関連団体の女性連合が開校・運営する職業訓練校「ニューホープ技術専門学校」で18年10月に開催された創立20周年記念式典に、宮下孝之大使(当時)が出席し、祝辞を述べたとするルワンダ日本大使館の公表資料(資料1)を提示。

 

 

さらに、この祝辞の映像を「女性連合」が、自らの活動の喧伝(資料3)に最大限利用していること指摘。

「日本の大使が女性連合の活動を称賛していたことは重大な問題だ」と強調。在外公館職と統一協会の接触も含め、徹底調査し、接触禁止措置を講じるべきだと求めました。

 

 

林外相は、「今後一切関係を持たない考え方で対応したい」と答弁しました。

 

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私の質問に先立って、林芳正外務大臣から、10月26日の質疑で私が「外務大臣が、モザンビークにおける統一教会関連団体を表彰しているが、反社会的団体に政府がお墨付きを与える重大問題、表彰を取り消しを要求」した件について、「11月4日に取り消しを発表したが、国会から指摘を受けて是正した。その当事者であるこくたさんへの報告が遅れたことをお詫びする」とありました。

 

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11月11日の質疑で使用した資料は以下の通りです。

資料1

 

 

資料2

 

 

資料3

 

 

資料4