外務省、私が指摘した、統一協会関連団体への「外務大臣表彰」について、取り消しを発表。

2022年11月4日

 

外務省は4日、統一協会(世界平和統一家庭連合)の関連団体が運営するアフリカのモザンビーク太陽中学校・高等学校の宝山晶子理事長に対し、2019年度に授与していた外務大臣表彰を取り消すと発表しました。

私が、10月26日の衆院外務委員会の質問で取り上げ、同学校は、統一協会の関連団体「世界平和女性連合」が運営、宝山氏は同団体の派遣員であることを示しました。

19年7月に当時の河野太郎外相が同氏に対し外務大臣表彰を授与していた事実を明らかにし、林芳正外務大臣に、表彰の取り消しと徹底調査を求めていました。

 

 

外務省は取り消しの理由として、「社会的に問題が指摘されている旧統一教会の布教を強く意識した学校活動を実施していたことが確認された」「表彰が、社会的に問題が指摘されている旧統一教会の活動を促進するものであるかのような無用な誤解を与えることは適切ではないとの点を踏まえ」、表彰を取り消し表彰状と副賞の速やかな返納を求めると述べています。

私は、26日の外務委員会で、「非人道的な統一協会の活動を政府として称賛し、お墨付きを与えていた問題だ」と批判し、「表彰の取り消しと調査」を求めました。
林芳正外相は「事実関係をしっかり確認して対処を検討したい」と答弁していました。

その結果の判断と言うことでしょう。私の指摘が正しく、外務省としても、大臣表彰の異例の取り消しの措置を取らざるを得なかったということ。世論と論戦が追い詰めた一歩ではないでしょうか。