26日、外務委。統一教会関係者を外相表彰。政府が「海外宣教」なるものにお墨付きを与えた重大問題!

2022年10月28日

 

報告です。26日に開かれた衆院外務委員会で、「外務省と統一協会の『海外宣教』問題について」を取り上げました。

私は、海外で、統一協会の「宣教活動」をしている関連団体「世界平和女性連合」の派遣員に、政府が外務大臣表彰を与えていた事実を示し、「非人道的な統一協会の活動を政府として賞賛し、お墨付きを与えた重大問題だ、表彰の取り消しと調査、並びに公表を求めました。

 

 

私は、全国霊感商法対策弁護士連絡会が、統一協会の「海外宣教」をめぐり、繰り返し実態を告発し、外務大臣など関係大臣に宗教法人の解散命令請求を求める「申入書」(資料1・2)を読み上げ、統一協会の「海外宣教」の実態について、外務大臣としての認識を問いました。

 

 

林芳正外務大臣は、「宣教活動目的で統一教会信者がボランティアと偽って活動していることに留意し調査することを求めていることを承知している」と答弁。

私は、「重大なことは非人道的な統一協会の活動を政府として賞賛し、お墨付きを与えている問題だ」として、アフリカ・モザンビークで「太陽中学校・高校」の理事長を務める人物に、「2019年度・外務大臣表彰」を授与している理由と、その当時の外務大臣は誰かと質問。

 

 

外務省中東アフリカ局の斎田伸一・アフリカ部長は、「世界平和女性連合の派遣員」で「河野太郎外務大臣」と答弁。

私は、「同人物が統一協会関連団体の世界平和女性連合の派遣員で、学校は女性連合が運営支援している」と指摘。「統一協会の関連団体の活動を、政府が賞賛したということになり重大問題だ」と強調。「外務省は、大臣表彰を授与する前から把握していたのではないか」と迫りました。

 

 

斎田部長は、「在モザンビーク大使館の当事の担当者は、(女性連合が協会関連団体だと)おそらく認識していた」とつつ、「本省は認識していなかった」と答弁。

私は、「女性連合の派遣員である理事長に、大臣表彰を授与する以上、女性連合がどういう団体のなのかということを事前に調べないはずはない。統一協会の関連団体と知ったうえで授与したとしか考えられない。本省は知らないと現地のせいにするのはもってのほかだ」と指摘。

 

 

続いて、統一協会の「トゥルーピース」という雑誌を取りあげ、「モザンビークの学校では「教育」と称して、実際は生徒に対し、文鮮明と韓鶴子総裁の自叙伝を大量に配布するなどの宣教活動が行われてる」と指摘。「河野大臣による表彰は、「海外宣教」にお墨付きを与えたことになるのではないか」と追及。

 

 

林大臣は、「事実関係をしっかり確認して対処を検討したい」、「事実関係を把握したい」と述べました。

 

 

私は最後に、「大臣表彰は、直ちに取り消すべきだ」と再度主張し、「検討する、調査するということは結果を公表するということだ」として、表彰を授与した経過を徹底調査し、その結果を公表することを求めて質問を終わりました。

 

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外務委委員会で配布した資料です。

 

 

 

 

 

 

 

資料4の写真を拡大したのが次の写真です。