こくたが駆く

「リニア計画」共産党国会議員団調査。第一日目は中津川市で

   7日、リニア中央新幹線計画についての日本共産党国会議員団調査団が、岐阜県駅予定地の中津川市を第一日目として、視察・調査・懇談を行いました。
   同調査団は、私が団長。副団長は井上哲士、辰巳孝太郎の両参院議員(同副団長の佐々木憲昭衆院議員は、8日から参加)で構成(私は、長崎市の平和式典参加のため第一日目だけ参加)。坂本養護施設前
   リニアを考える坂本住民の会のメンバーの案内で、美乃坂本駅から200mの岐阜県駅予定地で、地域住民の皆さんと、さらに乳児院・児童養護施設の職員、近隣住民の皆さんと意見交換しました。
   高さ20メートル以上の巨大な壁のような建造物ができることになり、地域の景観・環境に大きな影響を与えるのでは?ましてや移転などが持ち上がった場合はどうなるのか?話しが具体的に提起されたいないなど、意見が出されました。坂本農地で農家の方と
   車両基地予定地の農家からは「JRからも行政からも説明がない。赤土でつくる落花生やいもだから価値がある。わしらの農地はどうなるのか」と怒りの声が寄せられました。
道路予定地で   県がアクセス道路として計画している濃飛横断道路道の予定地の岩屋湧水湿地地域を訪問。古くから湧水の恩恵を受け農業を営んできた長い歴史、希少植物のハナノキやシデコブシの存続が危惧されることなども報告を受けました。

   視察・調査の後、住民の皆さんと懇談を行いました。
   中津川市坂本湧水湿地を守る会の前田敬生獣医師やはなのき友の会代表の所沢あさ子さんから、数千年前の地球の姿を伝える植物の自生地を守ろうとの発言。
   騒音と電磁波問題、水源と水位が大きく変化すること、日照と日影、リニアができるまでは我慢と駅の改修やエレベーターが後回し、決まっていることだからと意見を抑えられていることなどたくさんの意見が出ました。坂本駅前
   私は、リニア建設問題の闘いはこれからが勝負だ。バラ色に描いているが計画が明らかになり具体化が進む段階になると一層住民にとって問題点が鮮明になってくる。この計画は、巨大なプロジェクトであり公共交通機関のあり方ににも関わることで、一企業だけの問題ではない。いろんな意見をあげていこう。もともとこの計画はいま述べた性格からしても国民的議論と検証が必要なものだ。それをほおかむりして「推進ありき」とはあまりにも乱暴だ。国会、地方議会で大いに議論して行く必要があると述べました。
   この調査には、地元岐阜県の大須賀しずか県会議員(衆院岐阜一区予定候補)、関係地方議員、東海ブロックからも参加しました。美乃坂本駅で勢ぞろいしたところ。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2014/08/08

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