こくたが駆く

恒例の第39回京都木工芸展を楽しむ//祇園祭とも関係の深い、「朝鮮王朝の美 毛綴織」展を訪問

P1020144   「お知らせ欄」で掲載していました、第39回京都木工芸展(京都木工芸協同組合主催)を楽しんできました。
   伝統的工芸品として経済産業大臣から指定されている「京指物」の技術の粋に鑑賞できるのが一番の魅力で、私は毎年楽しみにしています。19日(日)の午後5時まで、京都市中京区の「しまだい」ギャラりー(御池東洞院角)で。

   今年のテーマは「お遣いもの・・・」 ――いつまでも 使っていただきたい 木のプレゼント――。
   杉の木で創られたビアカップは、桶作りの技術の結晶です。ワインクーラーや、釣りで使う「魚篭(びく)」まであって、大人気とのこと。好事家にはたまらないのでしょうね(写真は、作者の近藤太一さんと)。

   京都芸術センターで、「朝鮮王朝の美 『毛綴織(けつづれおり)』展」が開催中です(23日まで)。朝鮮の毛綴織チラシ・使用

   祇園祭山鉾連合会会長の吉田孝次郎さんが半世紀かけて収集されたものです。江戸中期までは祇園祭の山鉾のいくつかは、朝鮮半島で創られた「毛綴織」で飾られていたのだそうです。また、朝鮮通信使の記録にも毛綴織が記されているとのこと。しかし、「その実態がはっきりしない」と吉田さんが半世紀にわたって研究されてきた成果が今回の企画となりました。色合いが美しく、配色が素敵で現代でも立派に通用する綴織といえます。興味深い展示で一見の価値があります。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/05/18

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