田中直子さん小品展「樹の話」//佐故龍平展覧会「積層の景致2020」

2020年12月1日

 

報告です。28日、京都市内の寺町通りで開催中の田中直子小品展「樹の話」(寺町三条上がる「ギャラリー・ヒルゲート」)と佐故龍平展覧会「積層の景致2020」(寺町二条下がる「清課堂」)を駆け足で回りました。

 

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佐故龍平展覧会「積層の景致2020」では、積層した金属を叩き延ばす過程で、うねるような模様が生まれる杢目金(もくめがね)の作品が展示されていました。こちらは、「コロナ対策」ということで、オンラインでも見られるようになっているそうです(https://www.genei-art.com/sako-ryuhei)。

 

 

杢目金の可能性を探求し、金属の重ね方や、彫り込みに差異をつけることで、様々な色合いが表現できるようで、佐故さんの独特な作風を楽しませていただきました。

 

 

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田中直子小品展「樹の話」では、出展作品は少なかったのですが、いつものようにガジュマルの木を描いた田中さん(写真左)の画に元気をいただきました。

写真は、大浦湾近くのガジュマルですが、写真中央のものが2015年に描いたものだそうで、左が2017年のもの。この木は、残念ながら「根腐れ病」にかかり、すでに伐採されたとのこと。伐採前に田中さんが描いたとのことです。

 

 

下の写真は、2017年の作品展にお邪魔したときのものです。

いや、私が感動したのは、ガジュマルの木の生命力を生き生きと描いていることです。小作品の中にも見て取れます。