こくた恵二のこだわりエッセー

日本共産党の真の姿を住民に(しんぶん赤旗10月20日付)

いよいよ統一地方選挙まで六カ月となった。各地における日本共産党議員団のかけがえのない役割を住民に明らかにしていく材料には事欠かない。

問題は日本共産党の理念・真の姿を住民に理解してもらうことだ。例えば、中国の劉暁波氏のノーベル平和賞授与をめぐる問題をどう考えるか。

結論から言えば、日本共産党は中国共産党とは違うということだ。日本共産党は、中国に対して、「言論による体制批判には、行政的な禁止ではなく、言論での対応が重要だ」と直接に意見を述べてきた。その国の政治制度や社会のあり方を決めるのはその国の国民であって、外部からの介入つまり内政干渉は不適当であることはもちろんのことである。

わが党の綱領は、「さまざまな思想・信条の自由、反対政党を含む政治活動の自由は厳格に保障される」と明記している。

劉暁波氏の指摘するところの「天安門事件」についても、私たちの見地は明確だ。「わが党は、平和的な運動を武力行使でおさえることは、社会的民主主義とは両立しえない暴挙だ」と指摘した。一九八九年、「日本共産党の宣伝カーが来たら、天安門の戦車と思え」という反共宣伝に、私は京都市会議員として立ち向かった。当時、わが党は文化大革命以来、中国の干渉と闘っていた唯一の党だ。そのことを明らかにした上で、「言論の自由をはじめ民主主義を守る日本共産党」と訴えた。日中共産党正常化の際の両党会談でそれらの点をキチンと主張した歴史を、誇りに思う。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/10/20

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