こくた恵二のこだわりエッセー

子どもの医療費無料化 国制度に(しんぶん赤旗3月10日付け)

 「子どもの医療費無料化を国制度として行なえ」と、私は、3月1日の予算委員会集中審議で鳩山首相に迫った。

 質問が決まったのが前週の金曜夜、専門家・高橋千鶴子衆院議員の援助で準備をスタート。急きょ、子どもの医療費めぐる実情は、京都府委員会、民医連、京田辺市、八幡市、南山城村の党議員に教示いただいた。

 学校の養護教諭の「学校保健室からの訴え」や、「お金の有る・無しで病院に行くことを躊躇(ちゅうちょ)することがあってよいのか」と訴えることができた。さらに各地の取り組みを知ることによって「命を守る制度に格差があってはならない」と迫力を持って詰めることが可能になったのだ。

 その結果、当初「財政的な部分で難しさがある」と述べた首相も「優先課題として扱いたいテーマだと理解する」と答弁せざるを得なかったのだ。

 子どもの医療費の窓口負担を助成している地方自治体に対して、国が事実上のペナルティを課している問題も追及した。「子どもの命を守るための努力に水をかけるやり方をヤメヨ」と強く求めた。問われてもいないのに答弁に立った長妻厚労大臣は「無料にされて医療費が増えた部分についての国庫補助はつかない」と述べるではないか。「自民・公明政権時代の官僚答弁と何ら変わらない態度だ」と批判すると、さすがに首相は「前進できるように努力したい」と改める姿勢を示した。

 いよいよ国の制度として実現を!京都府でも子どもの医療費無料化を、門ゆうすけさんで実現し、上乗せをはかろうではないか。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/03/10

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