こくたが駆く

北野天満宮のずいき祭りが始まる。丹精込めたずいき神輿が完成。天神御旅所は祭り一色//「神輿」制作現場を激励訪問

P1040321    1日、北野天満宮”ずいき祭り”が始まりました。
   天神御旅所には丹誠込めたずいき神輿が完成し、4日まで、天神御旅商店街には、夜店も並びお祭り一色です。

P1040320    この日は、天満宮を出発した神輿の行列が西之京の地域を練り歩き御旅所に到着。着御祭として、(八乙女舞奉納が行われました(写真左)。

   そして、4日には還幸祭(かんこうさい)が行われ、御旅所から天満宮へずいき神輿行列が向かいます。

   北野天満宮のずいき祭りは、京都の代表的な秋祭で10世紀中頃にはじまると伝えられています。祭りに先立って、9月にP1040090 西之京瑞饋(ずいき)神輿保存会のみなさまの制作作業を見学に伺いました。

   菅原道真公が大宰府で彫られた木像を随行の西ノ京の神人(じにん)が持ち帰りお祀りし、秋の収穫時に野菜や穀物をお供えしたのが始まりとのことです。

   北野天満宮の「神」を10月1日から10月4日まで西ノ京の御旅所へお迎えして「ずいき御輿」を奉り、本年の収穫に感謝を捧げます。
   「ずいき神輿」は、お供えとして奉られた野菜を、慶長の頃から一基の大型御輿として作り飾りつけるようになったもので、屋根はずいき芋(里芋の茎〕で葺き、神輿の各部はすき間もなく穀物や蔬菜(そさい)・湯葉(ゆば)・麩(ふ)などの乾物類で覆われています。P1040086

   右の写真は、四隅の柱に乾燥した金盞花(きんせんか)の花をびっしりとつける作業とのこと。

   私の母校の立命館大学の学生も、「京都学」の一環として作業に参加。その様子は、ブログ「ずいき日和」で紹介されています。こちらもご覧ください。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2013/10/02

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