こくたが駆く

「建設労働者の賃上げの障壁なくせ」直接発注、政労使協議会の場などを提案(国交委その2)

 国交委質問近景130508  「建設労働者の賃上げを確実に実現するため」に、日本共産党としての提案を示しました。国交委での続編を報告。  

   私は、労務単価の引き上げが賃上げに正しく反映しない「障壁」として重層下請構造による「中抜き」問題を指摘。「『中抜き』の常態化を是正するには、まず、直接工事を実施する事業者への発注を増やすことが必要だ」と提案。
   フランスでは一次下請けに元請を通さずに直接代金が支払われていることも紹介。

   ダンピング問題でも「ダンピングの中心は賃金を含む人件費だ」として、「工事の品質確保に必要な費用を適切に見込んだ価格による契約締結を徹底し、ダンピング受注の排除を」と提案。

   私は、三つ目に「賃金引き上げのための政労使協議会の場の確保」を提案。太田国交相は、「労使で議論し(賃金を)決定することが原則」と答弁。私は、「政府が、その話し合いの場を確保するイニシアチブを発揮することが大事。その程度(の発言)では困る。現実は労使間と言うが、一人親方で相手にもされない状況が広く存在。だから技能労働者を組織する労働組合が対等に交渉できるように政治が役割を果たすべきなのだ」とあらためてその意義を強調しました。

    最後に、TPPと建設業についての問題提起を行いました。政府が進めようとしているTPP参加によって、建設産業そのものに重大な影響がもたらされる懸念されています。
   私たちは、TPPには反対だが、と前置きした上で、「公契約法制定こそ地域建設産業を守る道である」即ち、公契約法を制定することによって、労働者の賃金水準の確保を入札要件とすることは、非関税障壁として規制の対象にならない。地域建設業を守る上でも公共工事調達適正化法など公契約法の制定を進めるべきであると強調しました。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2013/05/10

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コメント

 連日お疲れ様です。国会での質問も連続していて、大変ですね。私たちの声を代弁してくださる姿に・・さすが!!と敬服いたします。
 11日の「ウエーックアッププラス」いつものように録画してみました(仕事やったので)。今回は、まさに自民党対共産党って感じでしたね。民主党も反論できず、与党である公明党も沈んでしまってたし、維新、みんなの党も対決軸がないし・・。辛坊氏も穀田さんに振らざるをえない場面もありました(私だけの感想ではないと思います)。
 憲法96条の改正が、憲法9条の改正につながるってことをズバッと指摘してくださり、嬉しかったです。
 自民の高市氏もタジタジでしたね。参院選に向けて、国会での論戦も大変でしょうが、自民党政治の真の対決軸の党として、ご奮闘ください。ドラミも微力ですが頑張ります。今回も恒例となりました、出席者の発言回数書いておきます。
自民・高市;11回、民主・桜井:5回、公明・北側;5回、維新・松野;4回、みんな・江田;5回、共産・穀田;11回でした。8888

 ドラミさん、私が「ウエークアップ!ぷらす」出演の記事を掲載する前に投稿いただいたのですね。ありがとうございます。
 番組の中では、率直に言って、自・共のバトルになった感がありましたね。
 発言回数で示されるといっそう確かですね。
 収録前に、「こくたさん着物か!服装で負けたな!」とあったんです。「裏話」も付け加えておきます。
 憲法を守り、生かすために頑張りましょう。

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