こくたが駆く

BS朝日で「まず賃金引き上げの目標こそ持つべき」と主張

   24日、BS朝日「ごごいち! ニュースキャッチ」に出演。
   キャスターは、BS朝日解説委員の三反園訓氏、自民党から佐藤ゆかり参院議員、公明党から石井啓一衆議院議員、民主党から大塚耕平参議院議員、日本維新の会から山田宏裕議員議員と日本共産党から私が出演し討論を交わしました。

   デフレ脱却の道筋について、安倍晋三自民党総裁が唱えている金融緩和の「物価目標2%」ではなく、賃金を2%上げること、その目標をもつことが必要だと主張しました。DSCN6401
   「賃金を2%上げようと思えば、大企業だけでの場合8千億円、全企業を上げる場合でも3兆円(の負担)だ。(大企業の)内部留保260兆円のうち、たった3兆円でできる」と強調しました。
   続いて景気対策の第一は「消費税増税ストップすること。それを明確に打ち出すことは、将来不安をなくすことにつながる。賃上げ(するため)に手を打ち、電機・情報産業などの大リストラをやめさせることが必要だ」と語りました。

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各党が「大胆な金融緩和」「必要な公共事業」「規制緩和」を唱えるなかで、民主党の大塚耕平参院議員は「デフレは20年続いている。金融緩和し、財政支出もしたが、賃金も物価も下がり続けている。穀田さんが言うように“先に賃金を2%上げたらどうだ”というのは、チャレンジの価値がある」と語りました。

 

   DSCN6399私は、は1997年以降、政府は、金融緩和を行い、公共事業も大盤ぶるまいしてきたが、デフレは克服できなかったことを指摘。「また同じことをやってもダメだ」と主張。
   自公がすすめようとしている従来型の高速道路や港湾建設中心の「国土強靭(きょうじん)化」を厳しく批判し、公共事業の中身を新規、大型から老朽化対策、維持・補修に転換すべきだと、提案しました。

また、自民党の安倍総裁が原発新設の可能性に言及していることも話題となり、自民党の佐藤ゆかり参院議員は「老朽化した原発を、(電源構成の)ベストミックスを確立するまで続けていいのか。新設をどうするかの議論は避けて通れない」と発言しました。
   私は、「自民党は『ベストミックス』というが、『再稼働しない』『新設しない』とはっきりいっていない。『二度と原発事故を起こしてはならない』という(原発事故の)教訓を踏まえて、ゼロに向かってただちに政治決断するのがのぞましい」とあらためて主張しました。

 

| コメント (4) | トラックバック (0) | Update: 2012/12/25

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コメント

もう数年前に2回くらい投稿した者です。
私は政治信条は保守、保守の中では今の日本のベクトルから見れば最右派なのでしょう。
しかし、毎回、共産党には期待しております。私は東京都民であり、都議選や地方首長・議員選では共産党の候補者に投票しております。国政では与野党ハッキリわかれているのに、地方では非共産で他党が全てまとまる構図はやはり納得できず、私とは信念は全く違うものの、信念を貫く老舗政党はやはり必要と思います。今回の東京都議補選でも共産党候補者に投票させてもらいました。
衆院選の結果、予想通りとはいえ、やはり死票が多すぎるこの選挙制度には問題ありですね。また、反民主・反自公以外の勢力に票が沢山入りましたが、候補者乱立で結果的に自民は利する結果になりました。共産党は沖縄以外は全ての選挙区に候補者を立てていましたが、小選挙区当選者は1996年の高知と京都の山原・寺前両氏以降いらっしゃらないわけですよね?やはり、共産党も可能な限り、政治信条が近い候補者がいれば、お互いが推薦し合い、少しでも当選圏に押し上げる方がいいかと思うんですよね。なかなか難しい面もあるとは思うのですが、現行の選挙制度を変えるのはそう簡単ではないと思いますし。
比例でしか議席が獲得できない現状を何とか打破し、また21議席を超えるような共産党であってほしいと思います。
目下は来夏の参院選ですね、東京や京都は絶対選挙区で議席を奪還して下さいね!私も流石に全面的には応援はできないのですが、山椒は小粒でもピリリと辛い、強きチェック政党になって欲しいと思っています。

お疲れ様です。はやくも「未来の党」が分裂??。亀井氏は離党・・。一ヶ月で分裂とは、国民を馬鹿にしてると思いますが。選挙で、未来の党に入れた国民の一票はどうなるんでしょうか??選挙めあてだった??としか思えないですね。こんなことが続けば、国民が政治から離れていく気がします。私利私欲ではなく、国民の立場でまっすぐで、ぶれないって・・すごいことなんですね。あらためて思いました。

kanさん、ありがとうございます。
 信念を貫くことにかけては、ご指摘の通り私ども日本共産党の優れた特質と思っております。
 私も、近畿ブロック当選直後の地元テレビのインタビューで、「民意を議席に反映する選挙制度へ抜本的に変える必要がある」と主張しました。
 この間三回の総選挙は、まさしく3割台の得票で6割の議席、今度は4割台の得票で8割の議席を小選挙区で占めるという異常な状況です。
 「圧勝した」自民党は、比例では57議席であり、惨敗した前回選挙が55議席ですから、いずれも三分の一も獲得できていないのです。
 ところが「虚構の多数」で、国民の意に反した政治を実行する。これでは政治は何たるかとなります。いよいよ、民意を議席に反映する選挙制度の改革に全力をあげて取り組んでいきます。
 来たるべき参院選挙で、ご期待に応えるべく奮闘する決意です。
これからもどしどしご意見をお寄せください。

 ドラミさん、いつもメールありがとうございます。
 ほんまに開いた口がふさがらないとはこのことです。選挙戦最中も、「付託する一票が生きない、次の選挙まで持つかもわからない」と演説でも指摘しましたが、惨憺たる結果になりそうですね。
 いわゆる第三極なるものの離合・集散には、国民不在と訴えてきましたがその通りですよね。
 おっしゃる通り、筋を通しブレない党・日本共産党の役割が大きくなていると思います。多くの国民に浸透させ、参院選での勝利を目指します。
ご支援をよろしくお願いします。

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