こくたが駆く

衆院選挙制度に関する各党協議会。民主党の「比例80削減」に反対を全政党が表明

25日、衆院選挙制度に関する各党協議会が開催された。たる樽床伸二座長会見12.1.25(民主党幹事長代行)は、小選挙区の区割り見直しを先行させ、抜本改革を先送りするとした昨年11月15日第8回協議会の提案を撤回。民主党が決定した小選挙区「0増5減」、比例定数80削減の法案を参考にしてほしいと提案。その上で「格差是正と選挙制度の抜本改革、定数削減の三つの同時決着をはかることに変更したい」と述べた。

各党は、「これまでの8回にのぼる協議会は何だったのか」などと、一方的に比例定数80削減法案を決定した民主党を批判。「民意を歪める選挙制度の抜本改革こそ必要」と批判。自民党は、「比例定数80削減は、民主党の公約だからといって、このような案を提案をすることは反対だ。余りにも民主主義に反するものだ」。公明党は、「比例80削減は民主主義に逆行するもので断固反対だ。どの世論調査をみても7割の人が抜本改革を求めてる。この声に応えるべきだ」。みんなの党は、「抜本改革が国民の声だ」。社民党は「定数削減法案を出すと首相は言明。一方的だ。現行の選挙制度に問題があるというのは共通の認識。比例削減は、民意を一層歪める」。たちあがれ日本は「政治改革後の5回の選挙が欠陥だらけだ。制度を変えようが多数の意見だった」。改革は、「民意を反映しない選挙制度を改善しようといってきたのだ」。以上のように7党が共通して批判したのが特徴だった。

私の意見表明は、《続きを読む》欄に。(写真は、各党協議会の報告を行う記者会見)

私は、「民主党以外のすべての党が、現行の小選挙区並立制が民意を歪めていることの共通の認識にたち、民意を正確に反映させる選挙制度への抜本的改革を主張し議論になってきた」と指摘した。さらに、樽床氏が「定数削減の一点張りでやる」と発言していることを述べ。「比例代表を大幅に削るのは少数政党を閉めだし、民意の反映を否定するもので、議会制民主主義を壊すものだ」と批判した。

同時に、「比例定数削減を消費税増税への地ならしとして国民に押しつけるのはまったく筋違いで、すり替えだ」と述べた。「議員定数の削減は反対だ。議席は政治家の持ち物ではない。憲法に規定されているように主権者国民の代表だ。民意の反映が大事だという議論をしているときに、民意をつなぐパイプを細くすることは間違いだ」と主張した。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2012/01/25

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