こくたが駆く

国交委=住宅瑕疵担保責任法についての審議

070523穀田  耐震偽装事件の再発防止策として、 欠陥住宅の被害者を救済する住宅瑕疵担保責任の履行確保法案が二十三日、衆院国土交通委員会において全会一致で可決しました。

 

 私は、政府が今回の法案を、耐震偽装事件の再発防止策の仕上げの段階と位置づけていることに対し、 姉歯事件以降も偽装事件が相次いでいること、事件の被害者救済が解決していないことなどあげ、「建築行政の失った信頼を取り戻すには、 これでよしという状況にはない」と指摘しました。

 

070523冬柴  姉歯事件の被害者救済について、私は、与党議員から救済のための特別措置法が提案され、 超党派による解決協議の呼びかけなどを随所で行なってきたのに、この法案では救済されない不合理を指摘。冬柴国交大臣は 「気の毒だと思う。(遡及は)難しい」と答えるだけでした。

 私は、瑕疵担保保障制度は住宅関連業界ぐるみで支え、国・自治体が制度の役割を果たさせることが必要と指摘し、 資金力のある大手事業者には、保険ではなく「供託」を認めたことを批判しました。

 また、住宅ローンを扱う銀行にも保険料や救済基金への拠出を課すべきだと提案しました。

 大臣は「思想は良く分かるが、銀行に法的責任を負わせるのは無理がある。」「(供託は)信用があるところは選択の自由があっていい」 と擁護する答弁に終始しました。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2007/05/23

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kokuta-keiji.jp/mt/mt-tb.cgi/275

コメントを投稿

(コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。すぐに表示されないからといって何回も投稿せずにしばらくお待ちくださいますようよろしくお願いします。)