こくたが駆く

アムネスティーインターナショナル元事務総長で同志社大学大学院特別招聘客員教授のピエール・サネ氏と懇談

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10日、京都市上京区で、ピエール・サネ氏と懇談しました。通訳をかねて、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科研究科長の内藤正典教授、同研究科の岡野八代教授が同席され、日本共産党京都府委員会からは渡辺和俊府委員長、寺田茂副委員長が同席しました。

サネ氏は、「社会主義の将来について知的関心がある」と率直に話をされ、「青年はどのような共感をもって日本共産党に入党しているのか」「個別の要求を掲げる市民運動との連携はどうか」「フランスやイタリア、イギリスなどでは共産党は国政での議席が困難となり地域レベルの政党となっているが日本ではどうか」など次々に質問。

私は、「青年は正義と人道の意識が強く、『国民の苦難の軽減』を立党の精神とする日本共産党の姿を知ると共感が広がっている。
『働きたいのに仕事がない』もとで自分は社会から必要とされていないと悩み、それを『自己責任』とするメディアの宣伝の中で暮らしている状況を説明した。
  その中で、日本共産党は、「決して『自己責任ではない』と主張し、青年の悩みを率直に聞き出し、寄り添っていること。今日の社会の矛盾=『ルールなき資本主義』のもとで青年が犠牲になっていることに根源があると解き明かしている、ワーキングプアーと呼ばれる年収200万円の層が1,000万人を超える事態になっていること、労働者派遣法の改悪のもとで青年が一番被害にあっていることなどを、国会で論戦し、青年が正規雇用で働けるよう主張する日本共産党に共感が広がっている点を紹介した。

 

また、青年の平和の願いと、侵略戦争に命をかけてたたかった日本共産党への共鳴ということがあるのではないか」と述べました. さらに、「COPなどの環境運動、原発ゼロの運動など、日本共産党は理論的先駆性でも、市民運動の一員として一緒に汗を流す点でも信頼を得ている」と具体的な京都での事例などを紹介しました。国会の議席については、「小選挙区制度の中で、『日本共産党への期待』という民意が切り捨てられている。それを乗り越えて奮闘している」と話しました。

その他に、「社会主義をめざす国」での経済の発展、民主主義の課題などについて、「それは誤解もあるようだが」などとざっくばらんに議論し、ソ連や中国などの覇権主義に対する日本共産党のたたかいなども紹介して、日本共産党の考えの一端を伝えました。

とても有意義な交流でした。(写真は、記念にみんなで撮りましょうと)

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/07/11

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