こくたが駆く

JR西日本に対して、ホーム転落防止へ要員配置など安全対策を求めて交渉

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先に予告・報告したように、14日、JR西日本本社で、日本共産党の近畿2府4県が合同で、安全対策を求めた交渉を行いました。

これは、昨年12月に神戸市のJR舞子駅で発生した転落死亡事故を受け、緊急にJRの安全調査を実施し、必要な安全対策をとりまとめての行動です。宮本たけし衆議院議員、堀内照文兵庫国政委員長、私の秘書の神原さん、そして近畿の党議員のみなさんなど16人が参加しました。

JR西日本からは総務担当部長、安全推進担当部長などが対応し、要請に対して、「国交省令が義務づけた車両連結部への転落防止ガードは近畿圏都市部で今年度中に官僚する」、事故が起きた先頭車両同士の連結部分は「構造上難しいが安全対策をしっかり考える」などと答弁しました。

そこで、 舞子駅での対策も「対症療法的だ」と指摘し、「何よりも確かな安全対策としてホームへの要員配置を行うべきだ」と訴えました。また自治体の議員からも具体的な事例を示し、ホームの拡幅やバリアフリー化、踏切の改善などの追及がありました。

要望項目は以下の通りです。

1, ホームへの転落防止のために、ホームドアや可動式ホーム柵の整備目標を明確にして、少なくとも1日の乗降客が5000人以上の駅のホームには早急に設置すること。

2, ホームドアや可動式ホーム柵が設置されるまでの間の危険性を深く認識し、ホーム要員の配置、転落防止柵やモニター、転落感知マットの設置などを行うこと。特に、先頭車両同士の連結部分への転落防止柵の設置を急ぐこと。

3, 設置が義務づけられている車両の連結部分への転落防止ガードの設置を至急に行うこと。先頭車両同士の連結部分にも転落防止ガードが設置できるよう技術を開発すること。

4, 万一転落した際の安全の保障としてホーム下に待避スペースを確保すること。

5, 非常停止ボタンは、停線中の車両の出発が抑止できるよう、新しいシステムに更新すること。

6, 障害者の要望をふまえ識別性の高い点字ブロックに改善するとともに、ホームの凹凸を平らに改修すること。

個別具体的な要望項目

・JR久宝寺駅は、1日約26000人の乗降客でホームが混雑して危険な状況にあり、さらに急増が予想されるので、早急に転落防止柵を設置すること。

・JR山科駅にホームの転落防止柵の設置及びホーム下の安全避難空間を確保すること。

・JR八尾駅南口は、ラッシュ時以外は駅員が配置されておらず、高齢者や障害者にとって危険な状況にあるので、ラッシュ時以外も駅員を配置すること。また改札は南口も北口も車いすに対応していないので、早急に車いすが通れる改札に改善すること。

・JR嵯峨野線太秦駅はホームが狭く危険であり、ホームを拡幅すること。当面、直ちに安全柵を設置すること。

・JR南草津駅ではホームでの接触事故が発生しており、ホーム要員を増員すること。

・JR京都線桜井村踏切(大阪府島本町)を拡幅すること。

・JR嵯峨野線並河駅南側の踏切(京都府亀岡市)を拡幅すること。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/02/16

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