こくたが駆く

野党国対委員長会談開催さる。//「ロシア連邦のメドベージェフ大統領の千島訪問について」の見解を発表

野党国会対策委員長会談が開催された。うるま市の一輪

与党・民主党は、野党合意のないまま、11月1日の本会議での補正予算の財政演説、翌2日の本会議での質疑を、一方的に開催しようとしていた。

野党は、野党国会対策委員長会談を開催し、小沢一郎元民主党代表の国会招致などについて、民主党がどう対応するのかの回答を示さないまま一方的に審議入りするのは許されないと一致して主張することを決め、与党に申し入れました。その結果議院運営委員長の職権で決めた本会議日程を撤回した。

民主党は、2日に与野党書記局長・幹事長会談の開催を受け入れ、「政治とカネ」についての対応方針を説明することを野党側に連絡してきた。

それを受けて、2日に衆・参の本会議での財政演説、4日に衆・参本会議代表質問を行なうことで合意した。

私は、野党国会対策委員長会談で、「小沢氏は、国会が決めたことに従うと述べている。民主党としての対処方針を示すことが先だと求めているのであって、無理難題、高いハードルを示しているわけではない」と主張し、「民主党の回答を待っているのだ」と主張した。

 

 

日本共産党の志位和夫委員長は、ロシア連邦のメドベージェフ大統領の千島訪問について、次のような談話を発表した。

 

一、ロシア連邦のメドベージェフ大統領は1日、ソ連時代を含め同国最高指導者としては初めて、日本の歴史的領土である千島列島の国後(くなしり)島を訪問した。
今回の訪問は、日本国民にとっては、大統領のたんなる「国内視察」ではない。それは、ロシアの最高権力者が、同国に不当に併合された日本の領土である千島を、 「ロシアにとってきわめて重要な地域」としてこれからも占領しつづけ、領有を固定化しようとする新たな意思表示であり、領土問題の公正な解決に反するものであって、わが党はきびしく抗議する。

一、ロシアとの領土問題は、第二次世界大戦の終結時に、ソ連が、「領土不拡大」という戦後処理の大原則を踏みにじって、日本の歴史的領土である千島列島の獲得を企て、対日参戦の条件としてアメリカ、イギリスなどにそれを認めさせるとともに、講和条約の締結も待たずに、千島列島を自国の領土に一方的に編入したことによって起こったものである。そのさいソ連は、北海道の一部である歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島までも編入したのであった。この戦後処理の不公正を正すところに、ロシアとの領土問題解決の根本がある。わが党は、この立場に立って、1969年に千島政策を発表して以来、全千島列島と歯舞群島、色丹島の返還を求めてきた。

一、日本政府の対ロシア領土交渉が、1956年の日ソ共同宣言以来、半世紀を超える努力にもかかわらず、不毛な結果に終わっているのは、この根本問題を避けてきたところに最大の根源がある。政府は、問題をサンフランシスコ講和条約の枠内で解決しようとして、「四島は千島に属さないから返せ」という主張に頼っている。しかし、この主張が国際的に通用する道理を持たないことは、サンフランシスコ会議における日本政府代表(吉田全権)とアメリカ政府代表(ダレス全権)の発言およびこの条約の批准国会における政府答弁を見ても、明らかである。

一、わが党は、歴代の日本政府にたいして、日ロ(日ソ)領土問題の解決のためには、千島放棄条項を不動の前提とせず、第二次世界大戦の戦後処理の不公正を正すという立場に立って、対ロ(対ソ)領土交渉をおこなうことを提起してきた。ロシアが現状固定化をめざして新たな強硬措置に出ようとしてきた今日、日本政府が、半世紀の領土交渉の総括を踏まえ、歴史的事実と国際的道理に立った本格的な領土交渉に踏み出すことを、強く要請するものである。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2010/11/01

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コメント

おはようございます。
国会活動お疲れさまです。

本日夜勤の為、職場からコメント打っています。

千島列島問題に関して、昨日の夜の補食の時に、
昔放送したことがあるドラマ『五稜郭』と絡めて、千島列島は日本の領土であることを職場の人と話したところ、納得したようでした。
自宅で親に同じような話したら、同じく納得したようです。

勝手な思い込みかも知れませんが、
日本国民は千島列島問題のこの事実を知らないのではないでしょうか?

国会の予算委員会でテレビ中継されている日に政府に質問したら、以外と受けがいいと思います。

これって素人考えでしょうか?

ぶっきらぼうなコメントですいません。

m(_ _)m

 ご無沙汰でした。わざわざ夜勤からのメールありがとうございます。返信が遅れました。
 五稜郭とは、さすがと思いました。
 おっしゃる通りかもしれません。
 すでに、日本共産党の見地を、外務委員会で、笠井亮議員が質問をしているのですが、メディアはなかなか取り上げませんね!
 ところで、国民的歌手である「三波春夫」氏が、「千島は我が領土」の文を書いてます。「北方領土『四島返還』はすべてではない」として、全千島の返還を求めています。
 日本共産党の立場と同じです。

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