こくたが駆く

民主党が、予算委員会開催提案を”撤回”の暴挙。

野党国対委員長会見

本日午前、与野党国会対策委員長会談が開催されました。

民主党の樽床伸二国会対策委員長は、10日(先週木曜日)の会談で、衆参の予算委員会を16日と17日に開催する提案を撤回し、予算委員会での一問一答の質疑は行わない。国会を会期末の16日に予定通り閉じると一方的に通告しました。

会談で、樽床民主党国会対策委員長は、野党側が「政治とカネ」の問題で、鳩山由紀夫前首相が約束した政治献金についての使途の資料提出、小沢一郎前民主党幹事長らの証人喚問などを求めた与野党書記局長・幹事長会談(11日)が「決裂」したことで、「与野党の協議整わず」と判断したとして、今までの提案を撤回するの挙に出ました。

私は、「首相の交代という与党の都合で政治空白がつくられたことへの何の反省もない。参議院選挙を目前に控え、新しい内閣がどのような方針と政治姿勢を持っているのか、国民の判断材料を提供するすなわち予算委員会を開催することが国会の最低限の責務だ。それから逃亡することは許されない。

「政治とカネ」の問題は、予算委員会の日程協議とは別に、書記局長・幹事長会談で協議しようと主張したのは民主党ではないか。「政治とカネ」の問題での協議が折りあわなかったといって、予算委員会まで一切開かないというのは言語道断だ」と、厳しく批判しました。(写真は野党国会対策委員長の合同記者会見)

野党国対委員長会見発言 与党・民主党の提案は、「①16日、17日に衆参の予算委員会を開催し、そのために国会会期を17日まで延長する。②党首討論を16日に開催する。いずれかの案を野党側で選択してもりたい」というものでした。

これに対して、野党側は、こぞって「党首討論は、自民党と公明党しか発言の機会がない。従って②案は論外。①案でも一日づずつとは短すぎる、せめて三日づづということでどうか」と逆提案し、本日の与野党国会対策委員長会談で議論するとなっていたものです。

巷間、伝えられているのは、「予算委員会を開催すれば、荒井大臣の『事務所費問題』などで、政府が立ち往生するのは目に見えている。これを避けるには、国会を閉じた方が良い」との、参院民主党執行部の思惑とか。

 

| コメント (4) | トラックバック (0) | Update: 2010/06/14

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コメント

ニュースで(日テレ)穀田さんが突っ込んでいたところを見ました。
ふざけた話じゃないですか?まさしく党利党略としか言いようがありませんね。口蹄疫の問題で選挙を延ばしてもいいくらいなのに自分たちさえよければとの態度は国民を馬鹿にしてるとしか思えません。
参院選では大躍進して国会に影響を与えるくらいにならないと日本は崩壊しかねないと感じました

自公政権がまともに思えてくるような、低レベルの国会運営ですね!

国民は舐められているとしか思えませんね!

自民党の森元首相が選挙前に、国民は寝ていてくれればいいと発言して総スカンを食った事件にも匹敵する暴挙です!


これでも民主党を参院選で勝たせる日本国民なら私は、日本国を辞して琉球国に移住させていただきます!

 博多の弾丸ファイターさん、いつもメールありがとうございます。
 日テレでしたか?どんなふうに突っ込んでいましたか?
 結局、民主党は予算委員会での一問一答の質疑を恐れて、本日通常国会を閉幕しました。
 いよいよ事実上、参院選の火ぶたがきっておととされました。
 7月11日の投開票日に向かって、全力を尽くします。
 ともに頑張りましょう。

 自公政権の時代の国会運営もひどいものだったことを忘れてはなりません。
 14回連続の強行採決もありました。
 ただ、今回のやり方は、新政権が生まれて選挙前に予算委員会を開催しなかった例はないのですから、その暴挙たるやひどさがわかろうというものです。
 移住はともかく、まず参院選挙での前進をめざして力いっぱい頑張りましょう。

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