こくたが駆く

「おもいでのキャンパスに帰ろう」-立命館大学ホームカミングデー//「”普天間”も『政治とカネ』も決着ついてない」-菅・新首相誕生について

100604立命 明日の6月6日、わが母校・立命館大学では、大学の創立110周年を記念して「ホームカミングデー」が企画されています。

立命館大学の出身者が「おもいでのキャンパスに帰って」、学生時代を懐かしみながら、現在の立命館大学に触れる機会とするイベントです。当日は立命館大学出身の著名人によるステージ企画やキャンパス見学などが企画されています。(詳しくは、立命館大学ホームカミングデー・公式ホームページをご参照ください)

今日は、そのホームカミングデー記念事業の一環で、「平和・文化・スポーツ創造に翔ばたく立命館人」と題したパネル展示を見学に、国際平和ミュージアムを訪問しました。

立命館大学出身の国会議員・自治体首長・プロスポーツ選手・俳優芸能人、等々の人々から、自身の活動紹介と大学時代の思い出を綴った文書と顔写真のはいったパネルが展示されています。
国会議員は現職だけで11人も展示されています、民主党が一番多くて8人、共産党が私と市田忠義・書記局長の2人(立命出身者だけなら第2党!)、自民党が1人です。元ヤクルトスワローズ監督の古田敦也さんや女優の小林綾子さんのパネルもありました。立命館大学出身ではありませんが、立命館大学の客員教授の山田洋次さん(映画監督)、野中広務さん(元内閣官房長官)のパネルもあります。

100604立命2 また同じ会場で、戦没学生の手記『きけ わだつみのこえ』のいわばネタ元である、戦没学生の手記の現物という貴重な資料が、”わだつみ平和文庫”の資料として展示されています。私の政治信条の根本に関わる資料であり、当時の検閲の痕跡などが生々しい、ぜひ期間中に足をお運びいただきたい、必見の資料です。

立命館大学 国際平和ミュージアムの高杉巴彦・館長にご案内をしていただきました。(ありがとうございます)

100604南丹

昨日午後、国会では鳩山首相辞任、菅直人・民主党党首選出にもとづく首相指名選挙が実施され、菅直人・新首相が第94代、61人目の首相に選出されました。

私は、控え室での新・旧首相の来訪の応対などの後、新幹線に飛び乗って地元京都に戻り、京都府・南丹市と京丹波町でおこなわれた夜の演説会で弁士をつとめました。(写真左、成宮まり子・参議院京都選挙区予定候補と揃い踏み)

新首相が選出された直後ということで、演説では、菅・新首相の就任記者会見で話をしていた内容なども踏まえて訴えをおこないました。
特に、菅氏が、『沖縄・米軍普天間基地問題』と『政治とカネ』の問題について「二つの大きな重荷を総理自らが辞めることで取り除いていただいた」とのべたことについて触れ、「これはとんでもない考え違いだ。この二つの問題は、総理が代わっても決して一件落着とはならない!」と、厳しく批判しました。

沖縄の問題では「最近おこなわれた琉球新報と毎日新聞の共同世論調査(5月31日発表)で、普天間基地の問題で「無条件の基地撤去」が38・0%、「国外に移すべき」が36・4%、で、無条件撤去の声が、沖縄県民の第一の声になり、8割が『日本から出て行け』になっている」。
「日米安保条約の評価では『維持すべき』はわずか7・3%。『平和友好条約に改めるべき』が54・7%『破棄すべき』が13・6%だ」と報告しました。

 
  『政治とカネ』の問題では「鳩山氏も小沢氏も、今もなお国会議員であり、いまだに国会の場で一言も真相について語っていなし。本当にクリーンだということを民主党が言いたいのであれば、少なくとも小沢さんをきちんと証人喚問に出させて、その場で真実を国民に語らせるべき」「なるべく『個人献金を中心で』というなら、わが党のように、今すぐにでも企業団体献金を受け取らなければ良いだけだ」と、指摘しました。

この2つの重大問題、鳩山首相一人が辞任したからといって「重荷が取り除かれた」などと思い違いしてもらってはいけません。「普天間」も「政治とカネ」も、決着はついていないのです。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2010/06/05

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kokuta-keiji.jp/mt/mt-tb.cgi/1771

コメント

穀田さん、日々の奮闘ご苦労様です!


昨日NHKの番組で、普天間基地問題の特集番組を放送していました。出席者は稲嶺沖縄県元知事、民主党の玄葉議員、更に自民党の基地問題のブレーン等、あくまで海兵隊抑止力、普天間基地県内移設やむなきの立場に立っ出席者ばかりでありましたが、沖縄の怒りのマグマに穴を開けたのは鳩山元首相の最低でも県外発言であると怒りを込めて断じた、稲嶺元沖縄県知事の発言には迫力がありました!

更に、稲嶺元知事は、沖縄の自民党も公明党も島ぐるみで普天間基地県内移設反対を訴えている!日米合意をごり押しすれば、凄まじい反米闘争が沖縄を覆うであろうと発言されてました。

番組を見ていて感じたのは、まさに党派を越えて沖縄の民意は普天間基地県内移設絶対反対であるとゆうことと、抑止力の呪縛に捕らわれた本土の政治家の沖縄に対する認識がいかに机上の空論かとゆうことでした。

 ダルマパパさん、連日のメールありがとうございます。
 5日は、京都中部の演説会ゆえ、深夜に自宅に帰りましたので、視ておりませんでした。
 稲嶺知事の発言は、事態の本質を捉えた重要な発言ですね。
 まさに、県民の怒りと思いは、無条件撤去と、後戻りできない地点まで達していますよね。

コメントを投稿

(コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。すぐに表示されないからといって何回も投稿せずにしばらくお待ちくださいますようよろしくお願いします。)