こくたが駆く

明石海峡事故の被害補償、漁船の安全対策強化を要求

090617国土交通1 17日の国土交通委員会で、 私は、港則法・海上交通安全法の改正案の質問に立ちました。

 まず、昨年3月に明石海峡で発生した多重衝突事故の被害補償について、ただしました。

 事故による漁業被害は52億5千万円にのぼります。ところが、国際条約により、船主の補償責任は1億7千万円まで。 国土交通省の伊東茂海事局長は「損害額と船主の責任限度額は大きな開きがある。条約改正にむけて働きかける」と答えました。

 私は、事故から1年、漁業者の休廃業続出を伝える地元紙の記事を紹介し、「漁業者には責任はない。 安全対策が十分でなかったという国の責任がある。補償制度が十分でないことも国の責任だ。被害の補償や経営支援に今後も取り組むべきだ」 と主張しました。

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 今回の法改正は、明石海峡の事故を一つの教訓として、海上交通のルールを強化し、安全向上を図ろうというものです。しかし、 ルール改正の対象となるのは大型船で、漁船や小型船の安全向上の対策はありません。

 今回、質問にあたり、地元の金田みねお予定候補(衆院近畿ブロック・兵庫三区重複)にお願いし、漁協の方々のお話をうかがいました。 (私は参加できなかったのですが・・)http://www.mk-fukurou.com/act/data/column/1244458223.html

 先月も、大型貨物船と小型漁船との衝突事故があったということでした。

 漁協でお聞きした声を紹介し、「小型漁船が沈没しかかっても大型船は気づきもしない。特に外国船は、漁船の操業への配慮がない。 ふくそう海域での漁業の実態を大型船に徹底し、事故防止をはかるべきだ」と指摘しました。海上保安庁の岩崎貞二長官は 「外国船にも周知するため、日本語だけでなく英語や中国語のパンフレットの作成を検討している。関係者が理解を深める努力をしたい」 と答えました。

 大型船と小型船が衝突すれば、被害をうけるのは小型船です。大型船は、「どけ」とばかりに航行し、小型船は、身を守るため、 よけるしかありません。小型船に配慮した航行を徹底すべきです。

 自動操舵の使用も問題になっています。

 昨年の明石海峡事故では、自動操舵にして見張りを怠ったことが衝突につながりました。漁船と大型船が行き交う海域では、 手動操作にするのが当然ではないでしょうか。私の質問にたいし、伊藤海事局長は、「自動操舵は適切に使えば安全確保や疲労低減に寄与するが、 過信すると事故につながる」として、「適正な利用のためのガイドラインを策定し、海難事故の防止に努力する」と答えました。

 昨年の事故の後、第五管区海上保安本部は、「自動操舵装置を使用せず、手動操舵により航行すること」を通達しています。私は、 小型船を守るために、きっちり指導すべきだと主張しました。岩崎貞二海上保安庁長官は、「見張りを十分せずに、 自動操舵で漫然と運航するのは非常にいけなこと、訪船指導や現場や講習会で、きっちり伝えていきたい」と答弁しました。

 ご意見をお寄せいただいた漁業者の皆さん、調査に入った金田みねお氏・ 日本共産党近畿ブロックの皆さんに感謝申し上げます。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/06/20

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