「ノーモア・ミナマタ」被害者・弁護団と共産党議員団の懇談。

2024年03月26日

25日、「ノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議」の代表団と日本共産党国会議員団の懇談会が開催されました。

3月22日、熊本地裁は、2009年施行の水俣病被害者救済法の対象外となった144人が水俣病の症状を訴え、国や熊本県、原因企業チッソに損害賠償を求めた訴訟で、請求を棄却する不当な判決を下しました。

 

 

写真上は、報告する岩崎明男(ノーモア・水俣病被害者被害者・弁護団連絡会)代表委員。

被害者、弁護団からは、水俣病被害者たちの被害実態をまったく無視した不当な判決への怒りがこもごも語られました。
同時に、被害者の方々からは「勝つまでやるぞ。死ぬまでやる」「ここで引き下がるわけにはいかん」と憤怒を込めた決意が語られました。

 

 

日本共産党国会議員団からは、田村智子委員長、山下芳生副委員長、仁比聡平の各参院議員、宮本徹衆院議員と私が参加し、意見交換しました。

 

 

田村氏は、「水俣病は公害の原点。重要な訴訟で、大阪地裁の判決を否定する今回の判決は全く許しがたい暴挙であり、全国連会のみなさんの怒りを共有します。被害者にまで線引きを行う判決がいかにでたらめか」と糾弾し、「政治の責任での全面解決めざして、日本共産党国会議員団として全力をあげます」と決意を表明しました。