【年末年始の先達の墓詣で②】京都解放戦士の碑@知恩院。

2023年12月31日

30日の先達のお墓参り。
次は、大本山知恩院の境内にある京都解放戦士の碑です。29日に、ゆかりのみなさんが掃除と献花に来られたとのことで、とてもきれいになっていました。お世話、お疲れ様です。

 

 

京都解放戦士の碑は、平和・民主的運動に尽力し逝去された京都にゆかりのある有名・無名の解放運動戦士の方々を合祀し、その偉業を顕彰するため、京都旧友クラブ、日本国民救援会京都府本部の呼びかけた建碑運動によって、1958年3月15日に建立されました。

この碑は、京都大学名誉教授・西山夘三氏の設計で、赤旗が棺を覆った形を表しています。正面レンガ壁に嵌められた碑文は学校法人立命館名誉総長・末川博氏の揮毫によるもので、地下には合祀者の銘碑が納められています。

大本山知恩院では、この碑を境内に受け入れる際、侃々諤々の議論があったようですが、しかし「戦前、命がけで日本の平和と民主主義を貫いたみなさんが、碑の建立にあたりたいへん困っておられる。法然上人の教えは、困った人を救うことにある」などの意見があり、建立が決定。「毎年、知恩院の高僧がお経をあげる」とされたそうです。