10月4日、水俣病訴訟判決を受けての「院内集会」//9月29日は、原告団・弁護団が各議員要請。

2023年10月5日

 

ノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議と水俣病被害者とともに歩む国会議員連絡会の院内集会が開かれました。
私は、他の用務の関係で参加できず、秘書の窪田則子さんに代理出席してもらいました。以下はその報告です。

弁護団から、大阪地裁判決の主要な点についての報告、「今後の解決基本要求」について提起がありました。

日本共産党からは、宮本岳志、田村貴昭の両衆院議員、仁比総平参院議員が参加し連帯のあいさつを行いました。
「多くの被害者が高齢化し、救済されないまま、次々に亡くなっている。控訴断念し、一日も早く救済すべき。そのためにご一緒にがんばります」と述べました。

「水俣病被害者とともに歩む国会議員連絡会」から、立憲民主党の西村智奈美(会長)衆院議員ら多数が参加しました。

最後に、近畿第二次国賠訴訟原告団の前田芳枝さんがあいさつ
「長い間苦しんできました。今回の判決はうれしかったです。あとに続く良い流れを作れたと思う。すでに多くの原告が亡くなっています。1日の猶予もない。控訴せず、一人残らず救済してほしい」と訴えました。

 

 

 

 

 

 

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報告ですが、この集会に先立って一連の要請行動が行われました。

9月28日には、水俣病をめぐり多くの被害者が救済から取り残されている問題で、国、熊本県、加害企業のチッソに損害賠償などを求めている原告、弁護士らと、日本共産党の山下芳生、仁比聡平の両参院議員と宮本岳志衆院議員が面談し、全ての被害者の早期救済を求める要望書を受け取り懇談しました。

続いて、29日、この取り組みを行っている、原告団と弁護団は、水俣病特措法の運用の妥当性をめぐって争われた「ノーモア・ミナマタ近畿第2次訴訟」についての大阪地裁の判決内容(原告128人全員を水俣病と認定し、国などに賠償を命じた)を伝え、すべての被害者救済のために政治が役割を果たすべきと、各議員室を回り懇談しました。

私の事務所には、水俣病不知火患者会ノーモア・ミナマタ第二次国賠訴訟原告団世話人・池田秋男さん、中島潤史弁護士、谷智恵子弁護士が訪れ懇談しました。

 

 

私は、原告団と弁護団の奮闘、支援の多くの方々の努力に敬意を表し、2022年12月に岩崎団長の要請を受けたこと、鹿児島、熊本の演説会で必ず原告団の要請を受け懇談してきた経過、国会前集会で「青いタスキ」の原告団と共に訴え来たことなど親しく懇談しました。

 

 

要請書を受け取りました。