京建労「春の大運動 活動者会議」で来賓あいさつ

2023年01月24日

 

報告です。22日、亀岡市内で開催された全京都建築労働組合(京建労)の「春の大運動 活動者会議」に招かれ、来賓としてご挨拶しました。

京都総評の梶川憲議長も激励と連帯のあいさつを行ないました。

 

 

私は、まず、「統一地方選挙の年、敵基地攻撃能力の保有、43兆円の大軍拡・大増税で、平和も暮らしも、憲法を破壊する岸田政権に対し、ノーの審判を」と強調。

「戦争への道か、憲法に基づく平和の道か、今、日本は歴史岐路に立っています」「この認識は私だけではありません」として、年の暮れ「徹子の部屋」に出演したタモリ氏が「来年は、新しい戦前になるんじゃないか」と語ったこと、昨年5月、桑田佳祐、世良公則、佐野元春、野口五郎氏らが「時代遅れのロックンロールバンド」という曲で、「この頃『平和』という文字が朧げに霞んで見える」「嘆く前に声を上げたらいい」と歌ったこと、かつて吉永小百合さんが戦後70年にあたって「『戦後何年』という言い方がずっと続いてほしい」と述べたことなどを紹介しました。

また、自民党重鎮の意見表明は、河野洋平元衆院議長、古賀誠元幹事長、山崎拓元防衛庁長官だけではなく、福田康夫元総理が雑誌「世界」で、「『中国と本当に戦争をした』ということを重く考えるべき」「過去のことを忘れていいかというとそうではない」「今、中国を念頭において軍事力を強化するみたいなことを政治家が平気で言っているけど、おかしいと思う」「武力を何のために持つのかというと、他の国と喧嘩するため。未来永劫、喧嘩も戦争も起こらないようにするには何が必要かを考え、交流していくことを考えるのが外交」と喝破していることを紹介しました。

そして、地元紙である「京都新聞」も、「岸田政権が専守防衛を投げ捨てようとしている」ことへの強い警告を発していることを指摘し、「今、多くの心ある方々が、岸田政権の敵基地攻撃能力と大軍拡に対して懸念を抱いている。国民の奥深い平和への思い、声に応え、ご一緒にたたかおうではありませんか」と呼びかけました。

 

 

また、「大軍拡と大増税は表裏一体」として、「重大なことは、大軍拡の財源に東日本大震災復興財源、医療機関の建て替え等の積立資金、ゼロゼロ融資の余り資金を流用しようとしていることだ」として、「今年は、東日本大震災から12年、干支を一回りした。

京建労のみなさんは、多くのボランティアを被災地に派遣し、復興・建設のための大工道具を仲間に送った。まさに、私は建築職人の心意気を見た思いだったし、応急仮設住宅建設で全木協を結成し、木造建設に貢献してきた。これらを乱暴に踏みにじる行為が復興財源の流用だ」と厳しく批判しました。

 

 

最後に、「資材高騰を含む物価高騰の波が襲ってきている。そのもとで、多重構造の建設業界つぶしの最たるものがインボイス制の導入だ。力を集めてこれを粉砕しよう。そのためにも、今春の拡大行動を成功させ、京建労を強く大きくしよう」とあいさつを結びました。