定例会見を始めました。記者の質問に答えました。

2023年01月19日

 

18日、国会内で定例記者会見を行いました。一昨日、昨日と国対委員長会談の連続でのぶら下がり会見を行なったので、実際は三日連続となりました。
私からの報告はなく、メディアの記者団の質問に答えました。

 

 

記者団からの質問
「通常国会で旧統一協会の問題について、細田議長の問題も含めて、どのような点を追及していく方針か」
「NHK党のガーシー参院議員について」「れいわ新選組の参院議員の辞職に伴う比例枠の繰り上げ当選に対し、ローテーション制度導入を行うとしていることについて」「立憲民主党と日本維新の会の党首会談について」

 

 

次のように答えました。
統一協会問題について、先の臨時国会では「統一協会追及国会」と位置付けて取り組んできた。被害者の救済問題と並んで、政治との癒着、政府の関係、議員との癒着、これら一連の問題について追及してきた。

基本的な考え方として、今国会でも、統一協会問題は引き続き政治の重要課題である。こういう点が一番大事。そのうえで私も質問をしたが、政府自身のかかわりあいがどうなっているのか。統一協会の海外における活動に対して表彰状を送ったことについては撤回した。しかし、指摘したODA資金を使っての援助の問題は、調査するとの答弁以後、なんら報告がない。
さらに、被害者の方々の救済問題について、どのように立ち向かっていくのかということが必要。3つ目に、何と言っても政治の癒着。とりわけ地方政治における癒着は甚だしいものがある。自民党の調査でも内容は明らかになっていない。地方政治における統一協会との自民党をはじめとする癒着、これらを徹底的に解明しなければならない。
それは民主主義にかかわる国政の課題でもある。細田さん(衆院議長)の話も当然、重大な問題として、私たちは関心を払って取り組んでいきたい。

 

 

立憲民主党と日本維新の会の両党首の合意文書を交わしたことについては、次のように述べました。

「大軍拡や憲法改悪、原発推進などでの協力に踏み込むようであれば、わが党と立憲民主党との間に影響が出ることを懸念する」と表明しました。
「私たちは維新を野党とみていない」と述べてきたが、17日には維新の馬場伸幸代表が自民党の茂木敏充幹事長と会談し、改憲、安全保障、エネルギー政策の3分野で基本的な方向性の一致を確認しているが、指摘通りだった。
維新は敵基地攻撃能力保有やGDP比2%の軍事費増に賛成し、さらに指揮統制機能まで含めて敵基地攻撃が可能と主張するなど「自民党より右の立場だ」と指摘しました。

しかも、立民がこうした維新との間で政策的な内容でも協力を深めることへの懸念を表明しました。
立民と維新が合意した「安易な増税政策」への反対という議論は、「身を切る改革、税と社会保障を含めた歳入歳出の構造改革を実践しないまま」の増税を問題にしている。
「この文言は、消費税増税と社会保障切り捨てなど実行するということなのか。懸念を持たざるを得ない」と述べました。「『防衛増税に反対』だけでは、岸田政権の狙いである大軍拡に歯止めをかけることにならない」、大軍拡そのものに反対することが野党に求められていると強調しました。