細見美術館「美しき色、いにしへの裂」を鑑賞

2022年08月25日

 

京都の細見美術館で開かれている「美しき色 いにしへの裂 ぎをん齋藤と染司よしおかの挑戦」(8月28日まで)を鑑賞してきました。

既に、京都民報紙上(2022年8月21号)で「染司よしおか」の6代目吉岡更紗さんインタビューが掲載されていました(写真下)ので、ぜひ、行かねばと思っていましたが、コロナ感染もあり、ギリギリになってしまいました。

 

 

写真下は、この企画のチラシです。

 

 

 

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いやーステキでしたね。
すべて植物由来の「色」を、日本古来から使ってきたものを再現したという点は驚愕に値します。
下部には、色を導き出した「素材」が同時に展示されています。
私は、門外漢ですから発色にいたる過程やその努力は分かりませんが、”感動”の一言に尽きますね。

これは、七夕の「乞巧奠」。棚機に由来。青、赤、黄、白、黒に紫を加えた六彩とのこと(写真の撮り方が下手で左端の黒が切れかかってカンニン。京都民報とチラシの写真も参照を)。

 

 

収集し、展示されている裂の大切さが、少し分かりかけました。
織屋さんが、それぞれ「裂」を宝のように保持しているゆえんが。

 

 

写真下は、試作「四騎獅子狩文錦」

 

 

なおのこと、色合いに感心。「紅花」

 

 

実は、私の肖像画「織額」の、着物は吉岡幸雄さんの手によって染められた作品でもあります。