終戦77年 終戦記念日//香港フェニックスTV「8.15記念インタビュー」も、コロナ感染でキャンセル

2022年08月15日

 

15日、侵略戦争の終結から77年。「終戦記念日」を迎えました。

私は、この日は滋賀県内と京都市内で街頭宣伝に立つことを毎年の慣わしとしてきましたが、今年は、私自身がコロナ感染で、残念ながらお休みせざるを得ませんでした。。

台風接近で2019年の宣伝は中止に。1993年の衆議議員初当選以来継続している宣伝。

実は、香港フェニックステレビから「8月15日記念」のインタビューの依頼がありました。30分のインタビューが予定され、以下のような設問が寄せられていました。
残念ながらインタビューはコロナ感染でキャンセル、放映も無しとなりました。
香港フェニックステレビ担当者の大澤さんからは「お大事に」とお見舞いがあったことも報告しておきます。

 

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香港フェニックステレビの大澤です。

この度は、穀田恵二議員先生にインタビュー取材の申し込みでご連絡させていただきました。
ご多忙のことと存じますが、何卒ご検討のほどお願い申し上げます。
以下、取材趣意と番組概要になります。

・取材趣意
来月8月15日に終戦の日を迎えます。岸田政権は防衛費の増額を明言していますが、この節目にあって改めて反戦平和の重要性、平和国家としての日本の歩むべき方向、そして穀田先生は「敵基地攻撃能力」の危険性についても言及されていましたので、その点についてもお考えをお聞きしたく存じます。

下記の通り質問項目をお送りいたします。

質問1)戦後77年となり、8月15日の終戦の日を迎えます。岸田政権は防衛費増額を表明し、世論も肯定的ですが、改めて反戦平和の重要性について、穀田先生のお考えをお聞かせください。平和国家の日本は転換しようとしているのでしょうか?

私は次のように答えるつもりで準備をしていました。

8月15日は、戦争が終わったという日だけでなく、日本軍国主義による侵略戦争と植民地支配の犠牲となった人々への深い哀悼の意を表明する日です。同時に侵略戦争の反省の上につくられた、日本国憲法に基づいて平和国家をめざす思いを新たにする日です。
反戦平和は政治の最大の要であり、日本国憲法に結実していると考えます。平和と人権、国民主権と民主主義、これが大事です。

私は国会議員として1994年以来、毎年8月15日は、京都と滋賀で反戦・平和を訴える街頭演説をしてきました。ぜひ取材に来てほしい。
この日、日本国民は反戦平和を願い、思い思いの行動をしています。これもぜひ取材をしていただきたい。

防衛費(軍事費)増額に「世論も肯定的」だという設問ですが、岸田政権は「軍事費2倍化」の中身の説明をしておらず、これから国民世論との矛盾が大きくなっていくでしょう。現にそのような単純な評価にはならないと思います。
参院選挙直前の東京新聞世論調査で、「争点の『防衛費増額』と『暮らし対策』はどちらに税金を優先的に使うべきか」の問いに対して、暮らしが69・6%で、21・3%の防衛費の3倍となっていたのです。
また、日本世論調査会の「平和世論調査」(7月31日)では、「戦争を回避するために、あなたが最も重要と思うことは何ですか」という設問に対して、「安保条約を堅持」と「軍備を大幅に増強」と答えた人はあわせて23%にすぎず、「戦争放棄を掲げた日本国憲法を順守する」「平和に向け外交に力を注ぐ」と答えた人はあわせて56%に達しています。

「大軍拡でなく、外交で東アジアに平和を」という訴えは、当初は、私の所属する日本共産党だけの主張でしたが、国民世論を変え、今も生きて力を発揮していることを、見て取ることができるのではないでしょうか。

(以下省略します。)