祇園祭(後祭)//かまの京都市議と「大船鉾」の曳き初めに参加

2022年07月21日

 

20日、下京区地元選出の、かまの敏徳京都市会議員と(西脇いく子京都府会議員は、委員会開催のため欠席)、久方ぶりに祇園祭・後祭の大船鉾の曳き初めに参加しました。(祇園祭・後祭の宵山は21日から、山鉾巡行は24日です)。大船鉾は巡行の最後尾を飾ります。

 

 

大船鉾は、応仁の乱以前からの歴史ある鉾で、凱旋の船と呼ばれています。応仁の乱(1467年)で他の山鉾とともに焼失。その後、一度は復活しましたが、また1864年の「禁門の変」で、御神面や大蛇など懸装品を残して焼失。


写真下は、かまの市議と綱を引く私。
綱を曳くと、その年のご利益があるとされています。
なんと、45分間に及ぶ曳き初め。まず新町通りを北へ四条通まで。今度は下へ、高辻通まで。そして戻って定位置へ。大船鉾の最初の曳き初めは、四条通までの往復だったように思いましたが。

 

 

大船鉾は、その後は長らく御神体と懸装品を飾るだけの「居祭り」を行ってきましたが、1995年にはそれも休止となり「休み山」に。
私は、保存会員として復活を期待してきました。1997年には宵山の囃子が復活、2006年には飾り席が復活、2012年には1870年以来142年ぶりに唐櫃(からびつ)巡行で復帰を果たしました。

 

 

そして、祇園祭の「後祭」が復活した2014年7月24日。ついに、大船鉾は150年ぶりに復活を遂げ、祇園会の巡行列の掉尾を飾りました。

 

 

また、2016年に船頭を飾る龍頭が復元(写真)されて話題となり、2020年には白木のままの龍頭に金色の漆箔が施され完成。装飾品も順次、新調されています。

 

 

こちらは、大船鉾のご神体(神功皇后)を守るお供の三神、住吉明神・鹿島明神・安曇磯良です。