祇園祭(前祭)の山鉾たてを激励にまわる

2022年07月15日

 

14日から16日は、祇園祭前祭の宵山。
ということで、報告です。13日、下京区選出の西脇いく子京都府会議員、かまの敏徳京都市会議員と一緒に、12日から始まった山鉾建ての激励に歩きました。

写真は、保昌山(ほうしょうやま)の前で。

 

 

保昌山保存会の代表の案内で、保昌山を拝見。保昌は、宮中で和泉式部を見初めて恋文を送ったとされ、「縁結び」で有名です。保昌は、和泉式部から、「紫宸殿に咲く紅梅を一枝折ってきてほしい」と難題を出され、内裏に忍び込み、警備の武士に矢を射かけられながらもこの難題をこなして和泉式部と結ばれたとのこと。
そのため、縁結びの山ともいわれており、恋愛成就のお守りや絵馬は若い女性に人気だそうです。

 

 

保昌山の前懸・銅懸。こられの装飾品を維持することのご苦労などをお聞きしました。

 

 

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こちらは、太子山
太子山は、ご神体は白装束の聖徳太子で、四天王寺建立のため自ら杉を伐採する姿です。唯一、真杉を立てる山。
杉のお守りを腰に挿して巡行します。

 

 

こちらは、岩戸山
ご神体は、天照大神、手力雄尊、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の三体で、日本神話の神様が山上する曳山です。

 

 

こちらは、船鉾です。巡行は、くじ取らずで最後尾を巡行します。
舳先(船首)には、金色の鷁(げき)が左右に羽を広げ、船尾には黒漆青貝螺鈿細工が施された飛龍模様の舵で勇壮な鉾です。神功皇后が身重で戦に出陣し,戦勝した上に無事に皇子を出産したことから安産神と言われています。

 

 

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コロナ禍で、2020、21年と神事だけが執り行われていましたが、今年は、3年ぶりに執り行われます。
前祭と後祭で計34基の山鉾が巡行。

●宵山(前祭)・・・・・7月14日(木曜日)~16日(土曜日)
●屋台露店・・・・・・・7月15日(金曜日)~16日(土曜日)
●宵山(後祭)・・・・・7月21日(木曜日)~23日(土曜日)
●山鉾巡行(前祭)・・・7月17日(日曜日)
●山鉾巡行(後祭)・・・7月24日(日曜日)

今年から、応仁の乱以前から巡行していたとされ、文政9年(1826年)の巡行で大雨にあい、それ以降は休み山だった「鷹山(たかやま)」が、後祭の山鉾巡行で、約200年ぶりに完全復帰します。