BS朝日「激論!クロスファイア」に出演。「憲法 9 条に基づく平和外交」を主張。

2022年06月27日

 

26日、BS朝日で放映(収録は25日)された「激論!クロスファイア」はご覧いただけたでしょうか。

26日の放映分は、参院選で焦点となっている外交・安全保障問題についてでした。

 

 

各党の出席者は、自民党・齋藤健衆院議員、立憲民主党・長妻昭衆院議員、公明党・岡本三成衆院議員、日本維新の会・足立康史衆院議員、国民民主党・大塚耕平参院議員、れいわ新選組・高井たかし元衆院議員、社民党・新垣邦男衆院議員、NHK党・立花孝志元参院議員の各氏と私でした。

議論での、ロシアのウクライナ侵略を口実に自民党、公明党、日本維新の会などから飛び出す大軍拡発言には正直驚きました。
私は、憲法9条に基づく外交努力こそ必要だと力説しました。

 

 

公明党の岡本三成衆院議員は「防衛力強化へ予算増強も必要」と主張。維新の足立康史政調会長は非核三原則、専守防衛、改憲を「タブーにしない」と語りました。

私は、軍事的対応では平和は守れないと述べ、「東南アジア諸国連合(ASEAN)が実践している外交による平和構築の取り組みを東アジアでも追求すべきだとし「憲法9条がある日本だからこそ平和外交ができる」と強調しました。

 

 

他党が、中国や北朝鮮の脅威を煽ることに、私は「戦争が起きることを前提に考えるところに重大な問題がある。戦争を起こさないようにすることが外交の知恵であり力だ。河野洋平元自民党総裁・元衆院議長は『政治とは、戦争しないことである』と喝破している」と指摘。また、自民党が軍事費のGDP比2%にと公約していることに、「現状の2倍にする財源も明らかでないうえ、(2倍化すれば)世界で3番目の軍事大国になるではないか。憲法9条で戦力は持たないと誓った国が3番目の軍事大国などあり得るのか」と主張しました。

 

 

私は、ウィーンで開かれた核兵器禁止条約第1回締約国会議が、「核抑止力論」を厳しく批判するウイーン宣言を採択したことを紹介し、「核共有」議論について、「これほど危険な議論はない。核抑止力論は、いざとなったら核兵器を使うという議論だ。(ヒロシマ・ナガサキの)非人道的な惨状を繰り返すということだ」と強調しました。