神戸市中央区日本共産党後援会「第 10 回定期総会」で講演

2022年05月31日

 

報告です。29日、京都市内での日程を中座し、新幹線で一路、神戸へ。
神戸市中央区日本共産党後援会「第10回定期総会」に駆け付け、記念講演を行いました。

なお、この総会では、日本共産党参院兵庫選挙区候補の、こむら潤さん、元参院議員の大沢たつみさん、中央区福祉・子育て委員長の大野さとみさんが連帯のあいさつを行ないました。

 

 

私は、冒頭、「22日公示(予定)の参議院選挙で勝利するためには、お集りのみなさんが、今日を期して10票、20票と支持を拡大していただきたい。このような遅れを打開できなかったことが総選挙での後退の一番の教訓です」と強調。
「みなさんが今日の後援会総会を契機に、大門みきし参院議員含む5人の比例代表候補の勝利、兵庫選挙区での、こむら潤予定候補の勝利へ、お持ちのスマホのつながりから、まず支持を広げていただきたい」と呼びかけました。

その上で、最新の「赤旗5・6月号外」と「?(はてな)リーフ」を手元に置いて、この内容を紹介する形で講演しました。

「赤旗号外」の表の面では、「軍事対軍事の悪循環でなく、平和外交を」として、現在の自民党岸田政権が「GDP比で2%の軍拡路線をとしていることの危険性」を指摘。財務省の審議会では、「この財源として、福祉分野など他の分野の経費削減か、消費税の大増税に直結する」との報告がされていることを紹介し、「大軍拡路線は、国民の暮らしと福祉を押しつぶすもの」と厳しく批判しました。

 

 

また、「衆院憲法審査会では、自民党だけでなく、維新の会、国民民主党も、これまでの政府解釈であった『専守防衛』の見直しを主張している」と紹介。
私の国会論戦を交え、紹介しながら、「敵基地攻撃能力の保有」「核兵器共有」論の危険性を指摘しました。

そして「外に向かって『戦争をする国づくり』は、国内では戦時に至る前の『グレーゾーン事態』として、報道や平和的なデモでさえ敵視し、抑圧の対象としている」と、これも私の外務委員会での質問を紹介しながら報告しました。

さらに「赤旗号外」の裏面にある、「優しく強い経済」への日本共産党の5つの提案を紹介。
世界84の国・地域が実施している消費税減税、大企業の内部留保への5年間の時限課税を財源とした中小企業支援・最低賃金引上げなどの提案の詳細を紹介しました。
また阪神・淡路大震災を受けて1985年8月の神戸市の保健所長の「座談会」記事を紹介。「救護・救援、避難所と仮設住宅での衛生、食品管理、医療、健康、心のケア、どれほどいろんな仕事に携わった」かと話し合って、「各区に、九つの区に保健所があったから救護活動、救援活動ができた」と総括している。これを1つに減らすとは何事か!コロナ対策の失敗の原因はここにある。この間のコロナ対策を反省するなら、保健所も病院も増やすことが緊急に求められている。憲法25条の趣旨に沿って、保健所を元の状態に戻そうではありませんか」と訴えました。

 

 

講演の後半は、「?リーフ」の1ページ1ページをひもといて報告。「赤旗号外と?リーフをよく読んで、党への疑問を心のうちに抱えている有権者お一人おひとりに、こちらから語り掛ける積極的な対話活動をぜひ展開していただきたい」と、重ねて呼びかけました。

最後に参加者みんなで「団結ガンバロー」を三唱して、決意を固めました。

参加のみなさんお疲れさまでした。後援会総会を成功させた力で、参議院選挙勝利に向けての勇躍奮起を期待したいと思います。