共産党国会議員団「気候危機対策委員会」開催

2021年12月1日

 

30日、議員会館内で、「第1回 日本共産党国会議員団・気候危機対策委員会」を開催(衆参全議員で構成。責任者・笠井亮衆院議員、事務局長・いわぶち友参院議員)。

 

 

第一回目の会合は、イギリスのグラスゴーで開催された国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に参加した、NPO法人気候ネットワーク代表の浅岡美恵弁護士が「COP26の結果と今後の課題、日本政府の対応について」と題して講演(写真下)
PCとスクリーンで39枚の資料を駆使しての素晴らしい講演でした。

浅岡さんとは、京都での活動を通して、京都弁護士会の役員やCOP3の取り組みなどで、交流していました。

 

 

浅岡さんは、「コロナ対策の徹底で大変だったが感動的な会議だった」と、まずCOP26全体の感想から切り出し、「世界の気温上昇を産業革命前と比べ1・5度に抑えることを追求することが、さし迫った課題であり、その点を合意・締結したことの意義」、議長国英国の外交イニシアと挑戦について語りました。

それと対比して、日本の岸田総理が、COP26の演説で「パリ協定の1・5度目標」「国内の石炭火力政策」などについて、一言も触れなかったことについて「気候対策から見ても逆行している」「国民経済から見ても大きな損失」と述べました。そして、石炭火力や原発に固執する政府のエネルギー基本計画の早急な見直しが不可欠であると指摘。

 

 

開会にあたって、責任者の笠井氏は、気候危機対策委員会の取り組みについて、第4回中央委員会総会の提起(気候危機打開の国民的運動をおこし、岸田政権を包囲しよう)を受けて、「国会論戦でも、国民的共同を広げるうえでも党国会議員団が先頭に立って全力をつくそう」と挨拶。「委員会を定期的に開催して、大いに学んで、論戦に活かしていこう」と述べました。
司会は事務局長のいわぶち友さんが務めました。

 

 

今回の参加議員は、両氏の他に、赤嶺政賢・塩川鉄也・高橋ちづ子・田村貴昭・宮本岳志・宮本徹・本村伸子の各衆院議員、伊藤岳・井上哲士・紙智子・吉良よし子・倉林明子・武田良介・山添拓の各参院議員と私。

 

 

私は、京滋私大教連と懇談があり、途中退席せざるを得ませんでしたが、予定時間を超過しての詳しい解説と笑いありの有意義な会合になったと報告を受けました。