特別企画展「SHOKUNIN(職人) pass/path」を鑑賞
2021年12月3日
報告が遅くなりました。
先ごろ、京都市左京区のみやこめっせ地階にある京都伝統産業ミュージアムで開催中の特別企画展「SHOKUNIN(職人) pass/path」を鑑賞しました。
開催は2022年1月23日まで、9時~17時。休館は、12月21日、12月29日~1月3日。入場料800円、18歳以下無料。
この企画は、中川木工芸の中川周士さんと開花堂の八木隆裕さんが、2017年のミラノサローネで発表した同タイトルの展示を起点にして始まった取り組みとのこと。
会場入り口には、さっそく私も愛用している「開化堂」の茶筒が出迎えてくれました。
会場内に入ると、創業146年の「開化堂」の歴史をあらわす146本の茶筒がずらりと。146本の茶筒は、ミュージアムショップ、オンラインショップで予約販売され、ナンバーを先着順に刻印し、自宅へ配送するそうです。
壮観でしょ!端に小さく見えるのが私です。わかりますか?
続いて、会場の壁には、かつて滋賀県にある工房を訪ねて見学させていただいた「中川木工芸」の作品がずらり。
中川氏の木桶には、おひつなど古きよきものからワインクーラーなど現代的なものまであります。
こちらは、これも私が長らくお世話になっている「金網つじ」の作品。辻賢一氏の創作理念を継承しつつ、後を継ぐ徹氏が考える現代生活に溶け込む、ものづくりの考えが精細な技の中に込められていました。
その他に、「朝日焼」と「小嶋商店」の提灯などが展示されており、先代から次代の若者に「パス」された伝統と創作の技の醍醐味を味わうことができました。
最後に、また「開化堂」の茶筒ですが、この着色されたものは、私も初めて見ることができました。
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まだまだ、日時の余裕は十分ありますので、ぜひお出かけください。