「ずいき祭り」の「神輿」づくり、保存会を激励

2021年09月21日

 

報告です。18日、「ずいき祭」の「ずいき神輿」準備をされているみなさんを激励に、さこ祐仁京都府会議員とくらた共子京都市会議員とともに西之京瑞饋(ずいき)神輿保存会を訪問しました。

 

 

準備中・祭りの当日に京都にいるときは足を運ぶようにしています。(昨年は10月3日に尋ねました。コロナ感染拡大中で150年ぶりに北野天満宮本殿前の執行でした)。

ずいき祭りは、毎年、10月1日から4日に執り行われます。

 

 

1日の「神幸祭」で天神さまを本社より西ノ京の御旅所にお遷しし、2・3日目は御旅所にて献茶祭などを斎行。4日の「還幸祭」で本社に戻ります。野菜や乾物で飾られた「ずいき御輿」(大小2基。欄間などの4隅の細工物は会員の作者が、毎年その年に合った題材でつくります)は、ずいき祭の期間中、御旅所に展覧され「還幸祭」で巡行します。

コロナ感染対策のため、御鳳輦渡御は中止に。恒例の諸祭儀は神職及び祭典関係者のみで斎行されます。

写真下、左からさこ氏、私、くらたさん。

 

 

ずいき祭りは「瑞饋祭り」と書きます。瑞饋とは、めでたいしるしをおくること。平安時代に西ノ京神人が五穀豊穣を感謝しそのお礼として、旧暦九月九日(重陽の節句)に自分たちが作った神殿・野菜・家事などに草花などを飾り付け、菅原道真公の神前にお供えしたのがこのお祭りの始まりといわれています。

 

 

作っているのは、屋根などの各所を飾るための麦わら細工。菊の形になるよう一つひとつ丁寧に編み込んでいます。

 

 

 

写真下、縄は、北野天満宮の梅を形どっています。