FREE京都、総選挙立候補予定者に政策を聞く「オンラインシンポジウム」開催
2021年08月24日
遅くなりましたが、報告です。21日、FREE京都(高等教育無償化に向け、学費値下げや奨学金制度の改善をめざす京都の学生らでつくる団体)が、「政治家のみなさん、どうお考えですか?」と題してシンポジウムを開催。オンラインで参加しました。
FREE京都のみなさん、このような企画、ありがとうございます。学生のみなさんのコロナ禍の下の困難、学費や奨学金に対する要望が、あらためてその切実さがよくわかりました。
みんなで協力して、政治の流れを変えましょう。
国民民主党からは前原誠司衆院議員、れいわ新選組からは中辰哉氏がオンラインで参加。文書回答で立憲民主党の山井和則衆院議員、日本維新の会の森夏枝衆院議員が参加。
シンポジウムは「高等教育無償化に向けて行うべきことは」「コロナ禍の学生の状況への認識は」「公約に高等教育無償化を掲げるか」の3問に対し、答える形で行われました。
私は、はじめに、FREE京都のみなさんに「このような企画を開催すること」「昨年3月16日に国会でシンポジウムを行ったこと」「学生の実態が深刻になっていることを研究していること」に敬意を表しました。
1問目の「高等教育無償化に向けて行うべきことは」の問いに対して、1980年代に宮本顕治参院議員(当時)が初めて国会で取り上げて以来、一貫して追及してきたことを紹介。2012年9月には当時の政権が宮本岳志議員の質問に応え、33年ぶりに留保撤回をしたと。しかし、いまの政府がどうなっているかと言うとまったく逆行していると言わざるを得ないと。
そして、「日本政府がやるべきこと」として、①経済的理由で学問の機会の平等を奪われることなどは絶対にあってはならない、②教育費への公的支出を諸外国並みに抜本的に引き上げる、③私学への経常費助成を2分の1に引き上げる、④国公私学の学費格差を縮めながら学費無料化をめざす、この4つが必要と考えている、等々を述べました。
2問目の「コロナ禍の学生の状況への認識は」の問いには、「学生生活、親御さんの生活、友人の生活、さまざまな形でみんなが苦労している。大変な実態になっている。このことを共有して、コロナのもとで政治のあり様や社会のあり様について疑問を投げかけていくことが必要では」と。
3問目の「公約に高等教育無償化を掲げるか」に対しては、日本共産党は2019年の参院選挙の政策に掲げたことを紹介し、「実現にむけて、総選挙での政権交代を、市民と野党の共闘で進めよう」と呼びかけました。
最後に、「学生のみなさんが、さまざまな形で政治に関与していくこと、ここに未来があると考えている。民主主義は政治参加、選挙に行って政治を変えよう」と述べ、「こういう活動を続けていただければと思う」と。そして「声をあげれば政治は変わる。コロナ収束のためにありとあらゆる力を結集しよう。総選挙で政権交代を、青年の未来につながる」と結びました。