京都府タクシー協会(専務理事)と懇談

2021年03月29日

 

報告です。京都市内で京都府タクシー協会の足立高広専務理事と懇談しました。共産党京都府会議員団から原田完団長、浜田良之、西脇いく子、西山のぶひで、の各府会議員、京都市会議員団から井上けんじ市会議員、倉林明子参院議員秘書が同席しました。

 

 

足立専務理事から、タクシー業界の現状について、「一言で言って、融資制度や各種補助金、給付金などのあらゆる制度を活用して、なんとかしのいでいる状態だ」として、「昨年2,3月を境に坂道を転げ落ちるような状態で、5月には85%の収入減、年間51%の減となった」「雇用調整助成金は、大変ありがたく、69会員中45会員が支給を受けた」「高齢者などの離職が続き、運転者登録は820人減った」など、深刻な実情が報告されました。

 

 

私からは、「危機打開のため、当面する支援施策の拡充のためお互いに協力して頑張りたい」としたうえで、「働く労働者の実情はどうか」とお聞きし、「休業を余儀なくされた運転手はモチベーションが下がり、その回復のため努力が必要」など意見交換しました。

また、もともと2012年の規制緩和以降、タクシーの量的緩和が進み過剰状態が起こっていた上にコロナ危機が襲っていることから、私から「台数制限とその間の補償を」という運動の必要性を提起し、意見交換しました。さらに、「消費税増税後のタクシー業界の設備投資などの努力もあり、そうした経過を踏まえた支援策を要望することも重要でないか」と問題提起しました。

引き続き、コロナ危機打開に向け、各種団体と懇談と意見交換し、国会内外でのたたかいをすすめたいと思います。