緊急の野党国対委員長会談//提出法案にまたぞろ誤りが発覚。閣議決定のやり直し等を要求

2021年03月24日

23日、政府提出法案の条文と参考資料に新たな誤りが判明し、緊急の野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催し、対応を協議しました。

新たな誤りが判明した法案は、産業競争力強化法案で、条文に1カ所、参考資料に20カ所。同法案は先週に条文に3カ所誤りと報告があったばかり。

「まったく信じられない話だ」となり、法案の撤回・出し直しを要求することで一致。

 

 

野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長は「前回の誤りを受けて、再点検の中で、新たな誤りが見つかるというのは、前代未聞だ。まったく信じられない話だ」と批判。「審議に値せず、出し直しと責任者の処分が必要だ」と強調しました。

 

 

私からは、「安住氏と同様の意見だ」としたうえで、「経産省は、この問題だけでなく、昨年の11月に発覚した日本貿易保険(NEXI)の不適切な内容を隠ぺいし、「貿易保険法」を撤回するという不祥事を起こしながら、産業競争力法案にミスが発覚。そして今度の誤り。一度ならず、二度ならず、三度目ということにならば、その責任は重いと言わなければならない」と強調し、「法案の出し直し、閣議決定のやり直し、関係者の一定の処分は当然のことだ」と主張しました。

国民民主党の古川元久国対委員長も、同様な意見を述べたうえで「条文に誤りがあること自体が極めて異常だ」と批判し、「一度、リセットする必要がある」と述べました。