イージスレーダー選定問題、第 2 回野党合同ヒアリング

2021年03月17日

16日、国会内で「第2回 イージスレーダー選定問題」野党合同ヒアリングを行いました。
防衛アナリストで、元海将補の坂上芳洋氏から、イージスレーダー選定について、お話を聞きました。
日本共産党からは、赤嶺政賢・宮本徹の各衆院議員、井上哲士参院議員と私が参加。
調査チームの原口一博責任者、広田一・吉川元副責任者、本田平直事務局長らが参加しました。

 

 

私は、坂上氏が社会新報のインタビューで入札問題について「入札に応札したのは三菱商事のみだった」「三菱商事の宇宙航空部門出身者でつくる防衛コンサルタント会社・グローバルインサイトが事前にSPY7の売り込みで周到な根回しを行った」と述べていることに関し、「グローバルインサイト、いかにも闇に包まれた感じで動いていると、私も感じる。具体的な話を聞かせてほしい」と。

坂上氏は、「詳細な回答ができる立場ではない」としつつも「何らかの関係で三菱商事の出先として動いておられたことは確かだと思う」と述べました。

 

 

さらに、私は質問で取り上げたこと、宮本氏の発言も受け、「ロッキード・マーチン社が、同席し、現に最終選定に乗り込み、最後の後押しをしているのではないかと思う。どうか」と質問。

坂上氏は、「現場を見たわけではないから言えない」と述べつつ、「かなり、その傾向は高いと思う」と。

私は、このことについては、当時の防衛副大臣から話をきいた張本人なんです。そして副大臣に『あなたは、ロッキード・マーチン社、ミサイル防衛長官が来たのを知っていますか』と聞くと『知っている』と。『なぜ、来たのか」と聞くと『売り込みに来たんだと思いました』と言いました」と述べ、聞いた張本人と強調したうえで「当時の副大臣も認識していたと、私は確実に評価できます」と。

当時の副大臣が関与の可能性を示唆した重大な発言だと思います。

 

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坂上氏から配布された資料。参考のため掲載します。