野党国対委員長会談//共同会見

2021年03月2日

1日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。
総務省接待と行政をゆがめた疑惑の渦中にある、山田真貴子広報官の入院、辞任表明問題で、1日の9時から開催される予算委員会の運びなど対応を協議しました。

安住淳立憲民主党国対委員長から、政府として山田氏の辞職の手続きに入ったこと、予算委員会の冒頭、官房長官から経緯を説明し陳謝することなどが報告されました。

野党はもともと、山田氏は広報官の任に能わずとし、辞職を求めていました。総務省総括審議官の際に、菅総理の長男・正剛氏ら東北新社側から、7万4千円の常識外れの接待を受けていたこと、放送行政を歪めたのではないかの疑惑があったのです。

 

 

私は、病気・入院ということは早く治癒してほしいが、辞職すれば終いというわけにはいかない。菅正剛氏ら東北新社関係の総務省幹部接待の目的、受けた理由、放送行政が歪められたのではないかという一連の疑惑の解明が必要だ。また続投を指示してきた菅総理の責任も問われるとの各国対委員長のから発言がありました。

辻元清美立憲民主党予算委員会筆頭理事からも、引き続き予算委員会で追及していくこと、総務省問題にとどまらず、農水省収賄疑惑、こくた氏の要求で提出されたイージスシステムの500ページに及ぶ資料など課題は山積しており、手を緩めず論戦していく決意が語られました。

 

 

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野国連後の共同会見で、立憲民主党の安住淳国対委員長は、与野党国対委員長会談と野国連の報告を行い、「辞任ということに至ったが、経緯には非常に大きな問題があるとの認識で一致した」と強調。

そして「もっと早く決断していれば」と述べたうえで、「内閣広報官というのは、国民に向かって話しかける仕事ですから、公務員倫理に反するような行為をした人が適任ではないということを、われわれは言ってきたにもかかわらず、続投させてきた菅総理の責任は問わなければならない」と野党国対委員長会談の一致点を報告しました。

さらに、「早い段階での決断がないことが、逆に政治不信、内閣に対する不信につながったのではないかと認識しているとして「厳しく追及していく」と決意を述べました。