野党国対委員長会談//共同会見//定例会見

2020年12月24日

23日、国会内で定例の野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

安倍晋三前総理の「桜を見る会」をめぐる虚偽答弁に対して、「国民に見える公開の形での質疑が必要だ」との認識のうえで、予算委員会での証人喚問を求めていくことをあらためて確認しました。

 

 

私は、「昨日、黒岩宇洋議員が発表した『安倍前総理が本会議や委員会で行った118回の虚偽答弁』の資料は、極めて重要だ。これほどまでもウソをつき続けたことは許されない。その上、5000万円とも言われる巨額な不記載を秘書のせいとして済ますわけにはいかない。ウソをつき続けてきた。それを糺すには予算委員会しかない」と強調。

 

 

さらに、25日に病床の確保や地方創生臨時交付金の増額に充てるため、2020年度予算の予備費4700億円の支出を閣議決定することについて、予算委員会理事懇談会で「中身は極めて不十分で、少なすぎて遅すぎる。政府に危機感がなさすぎる」として追及していくことで一致。

吉川貴盛・元農水相の贈収賄疑惑に関しては、「議員辞職では済まない。終わらせるわけにはいかない」との共通認識のもとで、真相解明していくことを確認しました。

 

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野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が報告を行い、「桜を見る会」をめぐる安倍前総理の虚偽答弁の説明の場に関して、「予算委員会の場がいちばん相応しい」と主張し、「非公開はあり得ない。テレビ入りの予算委員会で国民に見える状況で、しっかりやることを求めていく。証人喚問がベストだ」と述べました。

 

 

吉川貴盛・元農水相の辞任、贈収賄疑惑については「年明けから本格的に追及していきたい」と述べました。

 

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野国連、共同ぶら下がり会見のあと、定例会見を行いました。

「2020年度予算の予備費4700億円の支出について」「安倍前総理の桜を見る会をめぐる一連の虚偽答弁に対して、予算委員会で証人喚問をベストとして要求すること」「吉川貴盛・元農水相の追及を引き続き行うこと」を確認したことを報告しました。

 

 

記者団からは「今年1年間を振り返って、国対での野党共闘について」との質問があり、「まだ一年を振り返る時期ではないが、あえて言えば野党共闘は非常に深まった、深化した。進歩も進化もした」と述べ、「その威力を発揮したのが『桜を見る会』の問題であり、コロナ対策だ」と強調しました。

さらに、安倍前総理の国会招致に関連して「自民党側のやり方について」、吉川貴盛・元農水相の辞任に伴う北海道4区の補欠選挙に関して「野党共闘と候補者の一本化について」、「しんぶん赤旗のスクープについて」の質問があり、それぞれ丁寧に答えました。

 

 

会見の最後に、高橋ちづ子衆院議員が国土交通委員会で、地域医療構想を推進するための病床削減支援給付金について質疑をすることを紹介・報告し、「医療機関の統廃合を医療崩壊を招いている現状でやることなのか」と指摘し、「医療従事者に緊急に特別手当を支給するというような思い切った手立てをすることが必要で、予備費の執行にとどまらない対策をすべきだ」と強調しました。

 

*お詫びと訂正。記者会見の中で、予備費の支出額を4700億円を4800億円と述べ、「菅政権」と言うべきところを「安倍政権」と述べている箇所があります、カンニン。訂正いたします。