野党国対委員長会談/共同会見/定例会見

2020年12月17日

 

16日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。新型コロナ感染症拡大への対処や、Go Toトラベルの全国一時停止などの問題について協議し、23・24日に衆参予算委員会の菅総理出席の集中審議開催を与党に要求することで一致しました。

 

 

新型コロナ感染が急拡大していることから、Go Toトラベルは、政府の28日から停止ではなく、即刻中止すべきだとの認識で一致し、たいへんな状況にある観光業や旅行業、宿泊業、飲食業などへの直接支援を行うよう求めることを確認しました。

さらに、「桜を見る会」をめぐる安倍晋三前総理の虚偽答弁鶏卵業からの贈収賄疑惑に、菅政権の日本学術会議任命拒否・人事介入問題についても引き続き追及していく点も確認しました。

 

 

私は、「Go Toトラベルは、いますぐ止めなければ医療体制がひっ迫する中で年末年始を迎えることになる。28日を待たずに停止すべきだ」「医療機関への援助は急を要する。政府は3兆円の予算というが執行が未だに0・8兆円と滞っているいる究明し、一刻も早く援助の実を上げねばならない」と発言。さらに日本学術会議の任命拒否問題を巡って、杉田和博副官房長官の関与を示す新たな資料、法制局と内閣府学術会議事務局とのやり取りの文書も提出されたことを紹介し、「学術会議をめぐる極めて重要な問題があきらかになっており、引き続き徹底追及を」と述べました。

 

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野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が、会談内容を報告し、自民党の森山裕国対委員長に対し菅総理出席のもとでの予算委員会の集中審議の開催を求めることを明らかにしました。

そして、Go Toトラベルの停止について、「野党は1カ月前から停止を提起していた」と述べ、「28日からでは感染症の急拡大を防ぐことはできない。遅すぎる」と指摘。「予算委員会で直接ただしていきたい。医療体制への支援、観光業や飲食業などへの直接支援を求めていきたい」と述べました。

 

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記者会見では、野国連での確認事項等と私から提起したことを報告。

私から、日本学術会議の任命拒否・人事介入問題に関して新しい資料が提出されたことに関して、「都合のいいところは出して、都合の悪いところは隠す。何のために、副官房長官からという文書を提出してきたのかという意図がある。極めて重要問題として引き続き追及していこう」と発言したと述べました。

 

 

記者からは、「Go Toトラベルの28日からの停止への見解について」「政府が勝負の3週間と位置付けたことへの評価について」「学術会議が井上信治科学技術担当相に対し、組織のあり方に関する中間報告を行うことについて」の質問があり、それらに答えました。