京都市中京区の「日本共産党演説会」で訴え

2020年11月15日

14日、京都市中京区の「日本共産党演説会」で訴えました。
演説会では、弁士として京都市長選をたたかった福山和人弁護士、思春期アドバイザー・あかたちかこさん、衆院比例近畿ブロック予定候補・たけやま彩子さんも訴え。地元の原田完府会議員、平井良人市会議員も参加しました。

 

 

訴えで私は、まず菅政権のコロナ対応の問題について、「国内の感染者は過去最多を更新する事態となっており、PCR検査を抜本強化して検査・保護・追跡することが急務である」と強調し、「感染症対策と経済の両立と言っているが、緊急事態宣言を発する事態を招かなくてもよいように、いま万全の感染症対策を行い、感染の抑制に全力をあげることが決定的に重要。そうした安心の土台があってこそ、経済も回復する」と訴えました。

 

 

また、「年を越すことができない」との悲鳴に応え、第3次補正予算待ちになるのではなく、直ちに医療機関への支援、雇用調整助成金の延長や持続化給付金の再支給を行うなどの抜本対策が急がれる。病院がカンパを集めて危急の事態を乗り越えようとしているなど、『自助』や『共助』はすでに、みなが必死になって行っており、いま求められるのは政治の役割発揮だ」と強調しました。

 

 

また、日本学術会議への人事介入問題について、内閣・自民党主催の「宮澤喜一元総理大臣合同葬」で配布された「宮澤氏の“しおり”」の一文を紹介。

そこには、「自由はある日突然なくなるものではない。それは目立たない形で徐々に蝕まれ、気がついたときにはすべてが失われているような過程をたどります。わずか数十年前に経験したわれわれは、将来に向かって自由の制限につながるかもしれないどんな兆候に対しても、厳しく監視する必要があります」と、書かれていると読み上げたところ、参加者から感嘆の声が上がりました。。

私は、「菅政権による日本学術会議任命拒否・人事介入問題は、目立たないどころか、これほどのあからさまな学問の自由、思想・信条、表現の自由に対する挑戦があるだろうか」と指摘しました。

 

 

これに対し、「野党国対委員長会談では、戦前の京大滝川事件、天皇機関説への弾圧に匹敵するもの」との認識で一致し、断固たたかうことを確認した。「思えば1928年3月15日、日本共産党への大弾圧。この弾圧で私の大先輩・谷口善太郎氏も逮捕された。1929年治安維持法の改悪に反対した山宣こと山本宣治代議士の暗殺、1931年柳条湖事件いわゆる満州事変の勃発、1933年小林多喜二の虐殺へと続く戦争への道だった」として、「いま時代は、異論の排除と全体主義への道か、自由と民主主義の道かの分水嶺に来ている」と強調しました。

演説に最後に、「コロナ対応の問題でも、学術会議問題でも、政権交代の必要性ははっきりしている」と強調し、比例代表選挙での日本共産党の躍進、「その躍進の大波を起こし、その土台に立って京都一区では、私、こくた恵二の勝利を」と呼びかけました。写真下は、訴えるたけやま彩子比例予定候補