京都市南区、下京区での日本共産党演説会・つどいに参加

2020年11月10日

 

8日、大阪での会議のあとは、京都市南区、下京区で連続して開催された日本共産党「演説会」「つどい」に駆けつけ訴え。それぞれの会場で、参加者からの質問に応じました。写真下は、「下京区のつどい」で訴える私

 

 

私は、冒頭、「この間、二つの喜ばしい出来事がありました」として、核兵器禁止条約の発効と大阪市での住民投票の勝利について報告しました。写真下は、南区演説会で訴える私

 

 

続いて、私は、2つの柱で訴えました。

第一は、「コロナ感染症を体験し、みなさんが日本社会はこのままでいいのかと考え始めているのではないでしょうか」という点です。

私は、医療と保健所をはじめとした公衆衛生の脆弱さについて指摘。「週末に通った歯科医が厚労省のアンケートに協力しているが、アンケート返信用の郵送料さえ出していない、この事態はすぐに改善させた」と紹介。「かつて厚労省は京都市11の保健所に2万円ずつ22万円の郵送費など事務費を出していたが、いまでは保健所が1ヵ所に統合されたため、たった2万円しか出していない。こんなところまで削減されている」と批判しました。

その上で、コロナ後の日本社会を展望する「日本共産党の7つの提言」を紹介しました。

 

 

第二に、私は、日本学術会議問題について、「いまの菅政権は平気でウソとごまかしを述べる。言ったもん勝ちというような政治の劣化が起こっている」と指摘。「この問題でも、10月1日の『赤旗』日刊紙のスクープ以降、国対委員長を中心に、野党は『戦前の京大・滝川事件、天皇機関説弾圧事件に匹敵する』との位置づけと認識で取り組んできた」と紹介しました。

 

 

その上で、「意に介さぬものを排除する」という政治を許せば、山際寿一前京大総長・前学術会議会長が述べるように「全体主義への階段を上る」ことになるとして、「いま時代は、戦前の悲劇を繰り返す道か、民主主義を再生する道か分岐点にある」と強調しました。

最後に、なぜ政権交代が必要かという点に関して、「〝全体主義への道か、民主主義か〟〝自己責任の押しつけか、憲法25条に基づく政治の役割発揮か〟。いま政治の焦点は、この2つの対決点にあるこの2つの角度から政権交代が切実に求められている」と力を込めました。

 

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質疑では、「野党共闘の現状と展望は」「市民のなかに大きな対立と分断を持ち込んだ大阪の住民投票について、これで終わりとせず引き続く住民的議論が必要」「辻元清美さんが上梓した新書『国会対策委員長』について」「マスメディアの偏向を是正する国会の委員会などを設ける考えはないか」などが出され、一つひとつ丁寧に答えました。

また「下京区のつどい」では、後半部分を、思春期アドバイザーの、あかたちかこさんとの「トーク形式」で、進め会場からの質問にも答えたこともあり、アットホームで参加者とのみなさんとの双方向でのやりとりとなりました。