志位委員長、学術会議人事介入問題で菅総理をただす//「共同街頭宣伝」@JR二条駅、三条河原町

2020年11月5日

4日の衆院予算委員会では、日本共産党からは、志位和夫委員長が質問に立ち、政府による日本学術会議人事介入問題に絞って、菅義偉総理をただしました。

 

 

この質疑は圧巻でした。自民党席からは野次一つ飛ばず、逆に野党席からは一斉に応援・共感の拍手が起こりました。

質疑を通じて、政府の任命拒否の理由が崩れ、日本学術会議法への違反、学問の自由を謳った憲法23条に違反することが明らかになりました。

日本共産党のホームページ(JCP MOVIE、YouTube)から、動画で質疑を視聴することができます。

 

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報告です。3日の午前中、「市民と日本共産党の共同街頭宣伝」第3弾として、京都市中京区内のJR二条駅、三条河原町で訴えました。市民弁士として、民医連中央病院の坂田薫看護部長、京都市長選の候補者であった福山和人弁護士、日本共産党の弁士として、私と、たけやま彩子衆院比例近畿ブロック予定候補が訴えました。

JR二条駅前では原田完府会議員が、三条河原町では平井良人市会議員が司会を務めました。写真下は、三条河原町の様子。

 

 

私は、訴えの冒頭で、まず2つの点 ーー ①この3日間(31日、1日、3日)、衆院京都1区のすべての行政区で「市民と日本共産党の共同街頭宣伝」を取り組んだ。「こうした新たな試みは、総選挙に向かう私たちの構えを示したもの」、②大阪市を廃止し、4つの特別区を設置する住民投票で、「反対派が勝利したことは画期的勝利であり、みなで喜び合いたい。同時に、反対票を投じた方も、賛成の方も、『ノーサイド』の精神で、新しい大阪の未来のために力を合わせようではありませんか」と呼びかけました。写真は、JR二条駅前で訴える私。

 

 

さらに、「菅政権から、『オール野党』の連合政権へ、政権交代が必要な理由は2つある」と強調し、「それは、第一に、国民の暮らしと営業が待ったなしの状況となっていること。第二に、日本の民主主義を守るという点でも、強権的な菅政権に変わる政治をつくらなければならない」と、大きく2つの内容で訴えました。

 

 

第一の、国民の暮らしと営業という点では、東商リサーチの調査で、年末に向け30万以上の中小企業が倒産・廃業という「年を越すことが出来ない事態」に直面していることや、学生のおかれている深刻な実態を指摘。坂田看護部長の訴えを引いて、「コロナ禍のなかで、みなさん、これほどまでに医療体制や保健所の公衆衛生の体制が脆弱だったのかに気づかれたのではないでしょうか」と強調。

私は、「こうした中、驚くことに、菅政権は『自助、共助、公助』として、新自由主義政策と自己責任論を押しつけようとしている。いま問われているのは、自己責任論で弱者を切り捨てる政治ではなく、憲法25条に基づき『公』の責任の発揮、政治の責任を果たすことです。政治の焦点は、ハッキリしているのではないでしょうか」と呼びかけました。

 

 

第二に、学術会議人事介入・任命拒否問題について、「単に学者だけの問題ではなく、日本の民主主義の根本、全国民にかかわる問題だ」と強調。思想・信条と表現の自由を野蛮に奪って、戦前の日本が侵略戦争に突入していった歴史をひもときながら、「意に沿わないものを理由なく切る。こんなことが許されたら、権威に忖度する風潮が強まり、山際寿一・前京大総長が指摘するように『全体主義の階段を上がる』ことになるのではないでしょうか」と強調。「全体主義への道を進むのか、民主主義を守り通すのか、いま、時代の分水嶺に立っています」と訴えました。

 

 

最後に、「一年以内に総選挙はあります。今回の総選挙で、野党による連立政権をつくる。そのためには、市民と野党共闘の前進がどうしても必要です。なかでも、野党共闘の中心で頑張る日本共産党を伸ばしていただきたい。比例は日本共産党、この京都1区では、私、こくた恵二をなんとしても勝たせていただきたい」と力を込めました。

たくさんの方から、「がんばってや」など声がかかり、グータッチ。多くの方が足を止め訴えを聴いていただき、ありがとうございました。