学術会議任命拒否問題第4回野党合同ヒアリング//動画もご覧ください

2020年10月14日

 

13日、国会内で「第4回 学術会議任命拒否問題 野党合同ヒアリング」を開催。今回は、前川喜平元文部科学事務次官からご意見をお聴きしました。

ヒアリングに先立って、前川氏と、安住淳・立憲民主党国対委員長、原口一博・同代行、黒岩宇洋・同代理、古川元久・国民民主党国対委員長と私が親しく懇談しました。

前川氏は、2016年の文化功労者選考審査会委員の選考の際に、杉田和博副官房長官から「政権批判をする人物は困る」と差し替えを命じられたことを告発。

そして、「今回の日本学術会議の会員の任命にあたって推薦された人物を任命しないと、この行為はその延長線上になると思う」と批判。

 

 

今回の学術会議任命拒否について前川氏は、「学問の自由の侵害に当たる行為だ」と批判。「日本学術会議という学問の自由を守る砦のような機関、この人事に政治的に手を突っ込み、日本学術会議の独立性・自律性を侵害したこと。学術会議が守っている学問の自由に対する侵害につながるものだと考えている」と述べました。

 

 

さらに「この任命を拒否された6人が自らの学問的良心に基づいてさまざまな発言や行動、政府を批判する言動、安保法制や特定秘密保護法などに反対する姿勢が拒否の理由であれば、理由は推測ですが、もしそれが理由ならば、学問の自由のみならず、表現の自由、思想良心の自由という憲法が保障する精神的自由に対する極めて大きな侵害になると思います。
政権が行ってきた政策に対し批判するものは許さない。そういうものについては、不利益な取り扱いをするということは、学問の自由や表現の自由、さらには思想良心の自由に対する侵害だと思います。こういう意味で、学術会議の独立性・自立性を損なったということと、6人の方の自由な思想や学問を侵害するという意味で二重の意味で、今回の行為は学問の自由を侵害する行為だと思います」と語り、あらためて「任命拒否は、学問の自由、表現の自由、思想良心の自由に対する侵害だ」と強調しました。

 

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立憲民主党のホームページ「国会情報」から動画を視聴できますので、ぜひ、ご覧ください。