京都退職教職員の「緊急要望書」を文科省に提出

2020年10月2日

1日、京都退職教職員の会による「20人以下学級の速やかな実現を求める要望書」を、倉林明子参院議員・党副委員長と畑野君枝衆院議員（文部科学委員）とともに文部科学省に提出しました。蝦名喜之文科省大臣官房審議官が応対。

提出した要望書には、700筆超の署名があり、「京都退職教職員の会」の方々が集めたもので、9月27日に京都市内で開かれた集会で、倉林議員とともに受け取ったものです（既報）。

要望書は、「コロナの時代の学校は20人程度の学級が必要」として、教員は10万人余り、財政規模は1兆円（予備費10兆円の1割）で実現が可能としています。そして、「条件のある者は、再び教育現場に立つことを含め、あらゆる形で協力する」と表明しています。

私は、「退職教職員が一筆一筆、思いのたけを書いています。京都から預かってきました」と紹介。

倉林さんは、「80歳を超える退職教員が、『少人数学級は運動を始めて60年にもなる悲願だ』と述べ、前向きの検討が開始されたことに涙を流さんばかりに喜んでいた」と述べました。

蝦名審議官は、「要望書はしっかりと預かり共有させて頂きたい」と応じ、「コロナ禍で休校した後の学校再開を分散登校せざるを得なかったが、少人数でやれたことは良かったのではないかという話しが」と述べました。

さらに蝦名氏は、来年度予算概算要求で、少人数による指導体制の計画的整備を求めたと説明し、「財政当局とのやり取りは大変になると思う」と語ったことを受け、私は「その時は、応援します」と応じました。