高麗美術館『文房四友と朝鮮ソンビの世界』//市立芸大OBによる『双線美術展』

2020年09月28日

京都市北区にある高麗美術館の「2020年度展覧会」は、『文房四友と朝鮮ソンビの世界』です。

27日、時間をみつけ足を運びました。12月8日まで開催されていますので、詳細はチラシをご覧ください。

 

 

 

今回の展覧会は、私も初めて見る出品が多く、大いに楽しませていただきました。

また、今回も鄭喜斗代表理事が出迎えていただき、丁寧に説明いただきました。ありがとうございました。

 

 

説明によると、まず、ソンビとは、朝鮮王朝(1392~1910)の時代、権威におもねるのでなく、在野にあって生きた知識人、人格者、有徳儒者のことのようで、今回は、彼ら文人たちの美徳意識あふれる文房具や家具が展示されています。

また、「文房四友」とは、ソンビの文房(書斎)は、4つの「友」としての、紙、筆、墨、硯のこと。さらに、これらに関連して水滴、紙筒や書棚、書案、屏風などの文房家具が配置された空間のことだとか。いや、作品の素晴らしさ、材の使い方の妙、色艶など鑑賞の時間を忘れる楽しさです。

朝鮮時代のソンビの高潔なたたずまいを、みなさんもぜひお楽しみください。

 

 

なお、掲載の写真は、美術館の許可を得て撮りました。

 

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高麗美術館訪問の後、毎年、訪ねている京都市立芸大美術教育研究会のみなさんが開催する「双線美術展」に、短時間ですが足を運びました。

作品を出品された矢田精治さんと。

 

 

同じく、市立芸大出身2年目で出品された齋藤邦彦さんと。