日本共産党尼崎後援会第41回定期総会(兵庫8区・こむら潤さんの地元)で記念講演

2020年09月13日

 

12日、日本共産党尼崎後援会第41回定期総会(兵庫8区)で記念講演を行いました。
尼崎は、衆議院兵庫8区で、比例近畿ブロック候補のこむら潤さんの地元です。
来るべき総選挙で、比例代表は日本共産党、兵庫8区はこむら潤さんの勝利を、同時に来年予定されている尼崎市会議員選挙で勝利をと決意を固めました。

 

 

私はまず、「尼崎といえば公害闘争。最近ではアスベストの裁判闘争も含め、尼崎のみなさんのたたかいの歴史と伝統に敬意を表します。また、こんなにたくさん地域毎の後援会ニュースを発行している選挙区はないのではないでしょうか」として、後援会のみなさんの日常の奮闘をたたえるとともに、「私自身、阪神淡路大震災の復旧・復興支援活動で合志至誠先生からご指導いただき大変お世話になりました」と振り返りました。

 

 

そして、「新しい激動の時代の始まりです」として自民党総裁選挙に触れ、「菅氏が消費税増税の発言を行い、世論の批判の前にすぐに引っ込めた。政治家としてこれほど浅慮な方がいるでしょうか」と批判。

衆院比例近畿ブロック・兵庫8区予定候補の「こむら潤さんの人となり」として、「京都市立芸大出身の芸術家で、あの明石市営バスのデザインを任された人。バスを見たらこむらさんを思い出して」と紹介。「バリ舞踊もされているが、こむらさんは、バリの現地で舞踊を勉強したときに、その世界観、自然環境に魅了されたとしている。実に感性豊かな人物」と紹介しました。写真は、訴えるこむら潤・比例予定候補、尼崎市議

 

 

さらに、私は「今回の総選挙の重要な争点の一つは、新自由主義の暴走を許すのかどうか」だとして、新自由主義の政治が医療、公衆衛生、社会保障を切り捨て、ここまで脆弱な日本社会にしてきたと批判。これに対し、「尼崎市民と尼崎の共産党は塚口病院の廃止を巡って、短期間に8万人以上の住民から廃止反対の署名を集めて声を上げたたかった経験があります。こうしたたたかいの歴史と経験が、今日の新自由主義とのたたかいで極めて重要な体験となり、たたかいの土台になる」と強調しました。

その上で、「分断でなく連帯、助け合う社会を」として、日本共産党がめざす日本社会の「3つの方向転換」と「7つの提言」の内容を紹介。こうした「新しい政治を切り拓く力は、市民と野党の共闘」にありますと強調し、「この5年間の野党共闘の画期的前進の内容」「野党共闘の要である日本共産党の特質とは何か」を丁寧にお話ししました。

 

 

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私は、記念講演の最後に、特別に力を込めて、「近畿ブロックの位置と役割」「兵庫県と尼崎の位置と役割」について強調。
その後の討論では、「こくたさんの兵庫と尼崎の位置と役割についての指摘を受け、じーんと胸が熱くなりました」などの感想が出されました。その大要は次の通りです。

1、衆議院近畿ブロックは、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山の2府4県。定数28、有権者170万人。全国11のブロックの中で最大のブロック

2、日本共産党の力、地方議員の力は全国最大、2府4県すべてで国会議員を持ったことがある。こんなブロックは近畿だけ。近畿の得票目標180万票は全国の目標850万の約21%に当たる。近畿の帰趨が全国を左右する

3、比例を軸に、近畿は一つで闘おう―― 近畿比例4議席で、こくら潤さんを何としても衆議院議員にブロック定数28で、共産党現有2議席では少なすぎる ―― 尼崎市議会では、定数42、共産党6、次の選挙では7議席をめざす

4、兵庫と尼崎の位置と役割→歴史的にみても兵庫は近畿における党躍進のシンボル。事実を見よう。

①1996年総選挙 近畿は藤木洋子さんを含め6議席(小選挙区で当選した寺前巌さんを含め7議席)。このとき、近畿の比例の得票は前回比1・68倍に対し、兵庫は1・84倍

②1998年参院選 大沢たつみさんが当選した選挙。前回比 近畿が1・91倍、兵庫は2・24倍

③2013年参院選 比例5議席、参院選挙区でたつみ、倉林が当選。この時も、近畿が1・25倍、兵庫は1・38倍と近畿で一番のびている

堀内照文さんが当選した2014年総選挙 近畿が1・48倍、兵庫は1・68倍で10万票伸ばした。兵庫の力で堀内さんを押し上げたことは明らか。比例代表での兵庫の頑張りが近畿の勝利をつくり出す

*なお、尼崎、兵庫8区の得票目標は4万2000票。尼崎は兵庫の1割を占める位置にある。このこむらさんの地元の地域での得票が勝敗を左右する。

 

 

写真上は、来年の尼崎市会議員選挙に向けて決意を固める現職市会議員、庄本えつこ兵庫県議とともに、こむら潤さんとそろい踏み。