コロナ禍、「学費半減」など学生への支援を求める「京都FREE」の皆さんと懇談

2020年06月2日

 

報告です。

30日、日本共産党京都府委員会の事務所で、「京都FREE」(FREE 京都高等教育無償化プロジェクト)で運動する学生の皆さんと懇談しました。
地坂拓晃・府委員会青年学生部長、石川和司・国政事務所長も同席しました。

 

 

京都FREEでは、これまで「新型コロナ感染拡大の学生への影響調査」として、4月21日以降、5月2日までに、主にネット上で学生実態についてアンケート調査を行い、京都では22校の大学・短大・専門学校の390人からの回答を得て、これを整理し、京都府・市ならびに京都府・市議会の各会派に申し入れるなど、精力的に活動を行ってきたとのこと。

今回は、政府が決定した第二次補正予算で「学生支援緊急給付金」が決まったことを受け、新たにアンケート活動を行い、開始後3日ほどで200件近い学生実態が寄せられているという報告でした。私も、箇条書きにされた改善要望に目を通しましたが、学生のおかれている実態はたいへん深刻です。

とりわけ、今回の学生支援緊急給付金は、全国の学生(専門学校を含む)約350万人の中で、様々な条件を課して受給対象を43万人程度に絞り込もうとするもので、京都FREEの皆さんからは、「要件が厳しすぎる」「対象が狭すぎる」「なぜ学生の中に線引きを持ち込むのか」として、強い改善要望が出されました。

引き続き、6月3にまでアンケートを集めるそうで、そこで明らかになった学生の実態、要求を整理していただき、来週末改めて懇談することとなりました。

 

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私の方からは、「いったん決めた閣議決定を変えなければならないほど、国民と学生の皆さんの運動が政権を追い詰め、政治を動かしている。このことにまず自信と確信をもって頑張ってほしいい」と激励したたうえで、「第二次補正予算では全く不十分。まず何をおいても高すぎる学生の授業料を半額にすること、給付制奨学金の抜本拡充を行うことを求めたい。当面、皆さんのアンケートに寄せられた学生の生の声と実態を国会でも取り上げ、学生支援緊急給付金についても抜本的に改善できるよう皆さんとご一緒に頑張りたい」と応じました。