衆院静岡4区補欠選挙 野党統一候補・田中けん氏「捲土重来」と決意を語る

2020年04月28日

 

既報のように、26日、投開票が行われた衆院静岡4区補欠選挙は、自民党の深沢陽一氏(公明推薦)が66,881票を獲得して当選。

野党統一候補の田中けん氏は、38,566票獲得。

田中けん氏の Facebook日本共産党静岡県委員会の見解を紹介します。

27日、国会では、「勝手連」を呼びかけた広田一氏、中村喜四郎氏のお二人が賛同をいただいた180人を超えるすべての方々にあいさつに行かれたと承りました。
私たちもみな次なる闘いを見据えて、教訓を学び前進する決意です。

 

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 田中けん氏のFacebookより

【捲土重来】

●結果報告
[富士市4区 投票率44.16%]
田中 健(無) 3,243(56.9%)
深澤 陽一(自民)2,342(41.1%)

[富士宮市 投票率28.02%]
深澤 陽一(自民)15,435(50.9%)
田中 健(無) 13,826(45.6%)

[静岡市清水区 投票率36.77%]
深澤 陽一(自民)49,104(67.2%)
田中 健(無) 21,496(29.4%)

静岡4区[投票率 34.10%]
田中けん42才 38,566(35.4%)
深澤よういち 66,881(61.3%)

今回の補欠選挙は、衆議院選挙全国初の野党統一候補として選挙に挑むことが出来ました。党派を超えて様々な方々に応援頂いたことは感謝の一言に尽きます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染拡大、選挙途中から県内にも緊急事態宣言が発令、同姓同名の候補者の立候補、と通常では考えられない状況下での選挙戦でした。

どの陣営も同じ条件ではありますが、自粛・制限下での戦いは手探りであり、厳しい選挙戦でした。

今回の結果は、全ては私の不徳の致すところです。

このような結果となりましたが、4党と市民連合、連合静岡をはじめとする皆さんとの連携を引き続き行って行きたいと思います。

加えて、皆さんから頂いた今の政治に対する思いを大切に受け止め、今後の政治活動につなげていき、更に頑張っていかなければならないと気持ちを新たにするところです。

静岡4区での捲土重来を期して、明日からも駅に立ちます。

 

田中健

 

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日本共産党静岡県委員会の見解

静岡初の市民と野党の統一実現を力に国民が主人公の新しい政治をめざします

衆院4区補欠選挙の結果について

2020年4月28日 日本共産党静岡県委員会

4区補欠選挙の結果は、日本共産党を含む野党4党1会派と市民連合「連合しずおか」が推薦した無所属新人の田中けん氏は及びませんでした。

3月17日、無所属の田中けん氏を野党統一候補とすることを確認し、「静岡型」の14項目の共通政策を発表。選挙戦は、新型コロナウイルスの感染が広がり、国民の困難が日々拡大するもとで、国民のいのちと暮らしを守る政治の実現が争点となり、田中候補は、国会論戦と結んでコロナ対策をあらゆる機会に訴えぬき、訴えが届いたところでは、保守層からも共感の声や電話が次々届くようになりました。

コロナ感染防止対策が強化されるなかで、野党共闘の選挙活動が大きく制約され、各党幹部が一堂に会しての〝揃い踏み〟や演説会・集会などが中止に追い込まれ、有権者に「野党が統一しての候補」というアピールが出来なくなりました。

今回の選挙を、安倍政治を転換する確かな道、野党共闘の前進への貴重な地歩ー来る総選挙での野党統一をさらにすすめる力にして、国民が主人公となる新しい政治をめざし全力をあげます。